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忌野清志郎/玩具(おもちゃ) [音楽(忌野清志郎)]

忌野清志郎さんの言葉のチョイス、
言葉選びのセンスはまさに天才的。
言葉遊びも巧みで、文章のあらゆる
レトリックを知り尽くした人だなと感じます。
「雨上がりの夜空に」代表されるように、
「大人な歌詞」のものも多い。ダブルミーニング、
ふたつの意味をイメージさせる言葉遣いで
うまく曲に仕上げてますね。

「KING」というアルバムにおさめられている
「玩具 オモチャ」(作詞:忌野清志郎/三宅伸治)
という曲も、そういう「大人な」歌詞だと思います。

秘密の部屋のオモチャ 君と二人きりだよ
とても危ないオモチャ 恥ずかしがらないで
怪しげな歌詞ですね。

そして、サビのところで

玩具 君のものさ
玩具 君のオモチャ
という歌詞が出てくるんですが、
清志郎さんは、玩と具の間にひと呼吸おいて歌っている。

がん ぐう 君のものさ
がん ぐう 君のおもちゃ
と聴こえます。これはおそらく、GUN、GOOという
英語の置き換えだと思われます。
GUN(銃)が、GOO(グッド)だと歌っているのでしょう。
GUNは、男性を表す言葉でもありますよね。

でも、この歌には、もうひとつメッセージがあるんではないか。
そんな気がしています。
GUNは文字通り、銃。
銃をオモチャのように扱う、カンタンに手に入れる
そんな銃社会に警鐘を鳴らす
メッセージソングなんじゃないだろうか。
清志郎さんは、この曲について
まったくそんなコメントを寄せてないので
勝手にそう思ってるだけなんですが…。
深い意味を持ってる歌に聴こえるんですよね。


KING

KING

  • アーティスト: 忌野清志郎,三宅伸治,三宅伸司
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2003/11/19
  • メディア: CD



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