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ティーンエイジャー。 [音楽(仲井戸麗市)]

日々の生活の中で、ふと過去を振り返ってみたりすることがあります。
そういうとき、頭に浮かぶのは十代の頃のこと。
青春という言葉そのものだった時代です。
世の中のことも、そんなにわかっていたわけじゃない、
だから大きな夢を持つことができた。
それがいろんな事を学んでいくうちに、夢も小さくなっていく。
そして消えていってしまう。大人になるということは、
なにかを失ってしまうこと。夢を追いかけていた頃の自分を
思い出して、なんとなくせつない気分になったりします。
学校を卒業して、大人になった。でも、いったい
何を卒業したんだろう?
そんなことをテーマにした曲があります。
チャボさんこと仲井戸麗市さんのつくった「ティーンエイジャー」です。

「ティーンエイジャー」作詞:仲井戸麗市
ティーンエイジャーだった頃のように
ガールフレンドになっておくれよ
恋に落ちたら 恋する二人
他に何にもいらなかった
ねえ ガールフレンドに戻ってよ

学校は卒業したけれど
ハッピーバースディは重ねているけど
何を卒業したんだ

チャボさんの曲の中でも、お気に入りの曲なんですが、
最初聴いたとき、「あれっ」と思った部分がありました。
それは、「恋に落ちたら 恋する二人」のところ。
恋という言葉がだぶっていて、なんとなくぎこちない。
でも、すぐに気づきました。これ意図的にやっているんですね。
「恋に落ちたら」は、ビートルズの「A Hard Day's Night」に
おさめられている曲「If I Fell」の邦題。
「恋する二人」は、同じアルバムの「I should have known better」の邦題。
曲名を並べて歌詞にするという、ひとつのテクニックでした。
そういえば、抱きしめたい「I Want To Hold Your Hand」という言葉も
歌詞の中に出てきます。
この曲、石田長生さんもカバーしていますが、石田さんは
さらに、ビートルズやローリングストーンズの
いろんな曲名を歌詞にもりこんでいます。

こういう曲をしみじみと聞ける。
それは、とても幸せなことかもしれませんね。
十代の頃、楽しく過ごせていた、
夢を見つけることができたから、懐かしく思える。
今は、十代の若者が楽しく過ごす事さえ難しい時代、夢を
見つけるのもカンタンではないかもしれません。


THE仲井戸麗市BOOK

THE仲井戸麗市BOOK

  • アーティスト: 仲井戸麗市
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1988/12/21
  • メディア: CD



Solo…、Solo…。

Solo…、Solo…。

  • アーティスト: 石田長生
  • 出版社/メーカー: トライエム
  • 発売日: 1992/11/21
  • メディア: CD



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