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藤井裕&オールスターズ [音楽(藤井裕)]

大阪BIGCATで行われた藤井裕さんのライブ。
忌野清志郎、石田長生、Char、有山じゅんじ、正木五郎、
厚見玲衣、林敏明という豪華共演。
みんなで楽しくセッションというノリを想像していたんですが、
全然違いました。みんなマジです、本気です。
ピーンと張りつめたような空気の中で、緊張感のある演奏が、
怒濤のように繰り広げられました。昔は対バンという言葉が
あって、複数のバンドが同じイベントで腕を競うという、
対決が行われていたようですが、みなさんそういう
心意気で演奏していたんじゃないでしょうか。
サウストゥサウス、ソーバッドレビュー、RCサクセション、
スモーキーメディスン、バウワウと、いまや伝説となってる
ロックバンドの元メンバーによる本気のセッション、約3時間。
そんなライブレポです。

忌野清志郎
MCとして清志郎さん登場。首からカメラをぶらさげて、写真撮りまくりです。
かなりのお笑い好きなようですが、この日は、3の倍数で変になる
世界のなべあつのギャグを真似ていました。
「藤井裕、CDつくるのにね、サ〜ン(3)年かかってます。」
「今日は全部でキュ〜(9)人ぐらい出るとおもいます。」

藤井裕
清志郎さんに呼ばれて裕さん登場。
ベースの弾き語りでライブスタートです。
「港の話」。友部正人さんと裕さんの共作ですね。
曲の途中で一人目のゲスト正木五郎さん登場。
さらに、二人目、石田長生さん登場。

藤井裕&石田長生&正木五郎(ヴォイス&リズム)
「フジーユー」。裕さんのソロアルバムの曲。
インストなんですが、♪俺はYOU、石田にYOU、五郎にYOU、みんなにYOU、
そんな歌詞をつけてました。石やんのギターがすごいです。
サウンドが昔のヴォイス&リズムっぽい。意図的に
やってるんでしょうかねえ。
「シャキシャキラップ」。ヴォイス&リズムの
2枚目のアルバムに収録されていた曲。
五郎さんがリードボーカル。雰囲気が完全にヴォイスです、すごく懐かしい。
「ホームレス」。
裕さんのソロアルバムから。

藤井裕&石田長生&正木五郎&厚見玲衣
元バウワウ、厚見玲衣さん登場。
「パープルレイン」。石田さんの訳詞でしょうか? 日本語バージョン。
石田さんは詞に関してあまり語られる事がないようですが、
すごく個性的な詞を書く人。特に、海外のカバーソングの訳詞は抜群です。
石田さんのギターが吠えまくります。石やんの、こういうテンション、
久しぶりに見た感じがします。

藤井裕&石田長生&正木五郎&厚見玲衣&Char
Charさん登場。今回のライブのきっかけをつくったのはCharさんだとか。
「裕ちゃん、大阪でやろうよ。地元の大阪でやらないとダメだよ。」
Charさんの、そんなひと言からはじまったのだそうです。
「Everybody毎度!オンザストリート」。
BAHOでもおなじみ、ヴォイス&リズムの曲。
出だしのドラム、完全にヴォイスですね。懐かしいです。
石やんとCharさんの共演。エレキは初体験でしたが、すごいですね。

藤井裕&Char&林敏明
「眠れない」。
裕さんのソロアルバムの収録曲
「Peak-A-Boo」。
裕さんとCharさんが10年前につくった共作だそうです。
Charさんボーカル。このトリオの演奏もすごいですね。ほんと、口あんぐりです。

藤井裕&Char&林敏明&厚見玲衣
「リミッター」。
裕さんのソロアルバムより。
「ドクドク」。
この曲は、裕さんが町田康さんとやってたバンド、
ミラクルヤングの時、披露された曲ですね。

藤井裕
裕さんアコースティックギターを持ってソロ。
「僕のギターの先生、有山じゅんじに教わった
スリーフィンガーで弾きます」
「まだ目は覚めない」。新曲だそうです。

藤井裕&有山じゅんじ&イカ松
有山さん登場。
「ソウルマジック」。
20代の時につくったラブソングだそうです。

藤井裕&有山じゅんじ
このあたりから、雰囲気ががらっと変わります。
有山さんと裕さんのトークで、一転してなごやかなムード。
有山さんというのは、不思議な人。レイドバックという言葉が
ぴったりの人で、場の雰囲気すら変えてしまうんですよね。
「有山はね、独特の時間差があるんです。」と裕さん。
「DOWN DOWN DOWN」。
この曲、サウスが再再再結成した時に、サウスの新曲として
披露された曲だという記憶があります。間違ってるかもしれませんが…。
裕さんと有山さんのデュエットです。

藤井裕&有山じゅんじ&厚見玲衣
「心の中のカード」。裕さんのアルバムの曲。

藤井裕&有山じゅんじ&厚見玲衣&石田長生
再び石田さん登場。
石やんが「有山、今日もええ感じで銀歯光ってるな〜」と言うと
有山さんが「石田、今日もええ感じでのどぼとけ出てるな〜」と応戦。
「エイント・ノーバディ・ビジネス」。ブルースの名曲。
有山さんお得意のナンバー。ボーカルはもちろん有山さん。

藤井裕&忌野清志郎&石田長生&林敏明
清志郎さん登場。
「笑顔」。裕さんのアルバムの曲。
清志郎さん、コーラス&フルート。
「ウロコ」。同じくアルバムの曲。
清志郎さん、コーラス&ブルースハープ

藤井裕&忌野清志郎&石田長生&Char&有山じゅんじ&
正木五郎&厚見玲衣&林敏明
全員集合。ここから藤井裕オールスターズの演奏です。
「誇り高く生きよう」。清志郎さんの曲。
もちろんボーカルは、清志郎さん。
「引きこもり」。この曲、ここで、やったと思うんですが、このあたり
記憶が定かではありません。

ラスト
「いかしたBandだぁ〜」。


ここから怒濤のようなアンコール

藤井裕&厚見玲衣
「君を描く」。

藤井裕&石田長生&正木五郎&厚見玲衣
「フジマサ(ソウルフード)」。
裕さんのアルバムの曲。
この曲も、バリバリのヴォイス&リズムのサウンド。
そして、再びオールスターズ登場。
さらにビッグサプライズ。二人の飛び入りゲスト。
三宅伸治さん押尾コータローさん登場。

藤井裕&忌野清志郎&石田長生&Char&有山じゅんじ&
正木五郎&厚見玲衣&林敏明&三宅伸治&押尾コータロー
びっくりしました、二人の飛び入り。このメンツがずらっと並んだ
ステージまさに壮観です。
「THE WEIGHT」。THE BANDの代表曲、石田長生バージョンです。
ボーカルは、順番に石田さん、清志郎さん、Charさん、
三宅伸治さん、有山さん+藤井裕さん。
「スタンドバイミー〜I Can't Turn You Loose」。
ボーカルは清志郎さん。

そしてラストは
「Be ALL Right くちゃくちゃ」。裕さんソロアルバムの曲。

これで終わりだったんですが、終わった後も、Charさんギター
弾いてるんですよね。「もっとやろうぜ!」みたいな感じ。
Charさんが、 I Can't Turn You Looseのイントロ弾き始めたら
みんなそれに合わせて急遽演奏はじめました。
「 I Can't Turn You Loose(インスト)」。

ほんとうに、すごいライブでした。自分が経験した
ライブでも間違いなくベスト3に入ると思います。
これだけのメンバーにこれだけの演奏をさせる。
それも、藤井裕さんの人柄なんでしょうね。
ひとつ感じたのは、裕さんがつくる曲は、
歌うにしても演奏するにしても、難しい曲が多い。
メンバーをのせる、本気にさせる、
そういう曲をつくる人なんだな、と思いました。

5/28追記。一部不明だった曲名がわかりましたので
修正しました。


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コメント 2

ジャッカル

毎度!オンザストリートのツインギター凄かったね。
あんなノリを体験したんは初めてでしたよん。

by ジャッカル (2008-05-29 13:43) 

BRUCE06

はじめまして。ほんと、すごいノリでしたね。
こんな演奏、なかなか見られないでしょうね。
by BRUCE06 (2008-05-29 15:28) 

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