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一青窈の作詞能力。 [音楽の話(邦楽)]

少し前になりますが、新聞に
一青窈さんのインタビューが掲載されていました。
この人の歌詞は、痛いほどに心に響いてくる。
実体験をベースに書かれているようだし、
いわゆる天才肌、心の中にある言葉を積み重ねて
歌詞をつくるんだろうな、と思っていました。
でも、そのインタビューでは、作品作りについての質問に、
メモ派であると答えていました。
街では女子高生の声に耳を傾け、映画やドラマで
気になったフレーズもメモする。本にもアンダーラインを
引きまくるそうです。
一青窈さんは、努力の人でもあったんですね。

モノづくりをする人は、いろんな事を
書き留めた「ネタ帳」をつくってる人が多い。
でも、これを活かすのは意外と難しいんです。
私もライターの端くれなんで、過去にこういうの
つくっていたんですが、全然役に立たないので、
やめてしまいました。
ただアイデアやフレーズをため込むだけじゃ
ダメ。それをそのまま使うのは、ただのパクリです。
彼女は、気になった事、フレーズを、まず自分の言葉に
置き換えてみるそうです。自分ならどう考えるだろう、
どう感じるだろう。そうやって、自分というフィルターを通して、
引き出しを増やしていってるそうです。

そして、一青窈さんは、言葉をデータベース化した、
オリジナルの辞書のようなものをつくっているそうです。
たとえばNという項目には、「ん」で終わる言葉が並んでいる。
空き缶、新幹線、というぐあいに。
これは、おそらく韻を踏む場合に利用しているんでしょうね。
そして、言葉の響き、耳で聞いた「音」を大切にしてるんだと
思います。武部聡志さんが、「一青の詞は日本一」と
絶賛しているようですが、才能+人一倍の努力の人でもあるようです。


タグ:言葉 歌詞
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