忌野清志郎と中島らも。 [音楽(忌野清志郎)]
表現の自由を守れ!そんなテーマを掲げて活動していた、
中島らもさん。作家であるとともに、
音楽活動も続けていました。歌う姿は、春一番コンサートで
しか見たことはないのですが、ライブハウスでは、
メッセージ色の強い、かなり過激な歌を歌っていたようです。
当然、いろんな人に狙われるわけで、
演奏中、暴漢が乱入してくることもあったとか。
そんな時、らもさんは、なにか武器のようなものを取り出して、
「かかってこんかい!」と立ち向かっていったそうです。
まさに命がけのライブ活動。権力というものと、
体を張って闘おうとした人だったのでしょう。
中島らもさんと忌野清志郎さん。この二人は、
石田長生さんプロデュースのテレビ番組「放送禁止06ライブ」で
共演しています。どちらも「表現の自由」を掲げる表現者。
お互いに同じ匂いを感じていたのではないでしょうか。
そんなお二人にまつわるエピソードが、
別冊宝島「忌野清志郎のブルースを捜して」の中の
コラムで紹介されています。
生前、らもさんは、「らもはだ」というトークイベントを
やっていて、清志郎さんをそれに呼んで欲しいと頼んだんだそうです。
ところが、どうしてもスケジュールの都合がつかないと、
断りの連絡があった。それを聞くやいなや、らもさんは、
「これを渡せば、清志郎は絶対来る」と言って、自分が書いた
生原稿を手渡したんだそうです。
その原稿は、朝日新聞から依頼された書いたもの。
「表現の自由」について書かれたもので、放送禁止用語が羅列されて
いたため掲載を拒否されたという幻の原稿。
らもさんの過激なメッセージとともに、RCサクセションの
「本当の事なんか言えない」が紹介されていたそうです。
「本当の事なんか言えない」作詞:忌野清志郎
本当の事なんか言えない
本当の事なんか言えない
言えば殺される
(全歌詞)
参考:引用/別冊宝島Jポップ批評「忌野清志郎のブルースを捜して」
鮫肌文殊さんのコラム「清志郎とらもと言論の自由」より。
どうして、そこまで清志郎さんにこだわったのか?
当時、らもさんは極度の躁状態だったようなので、
今なら何かが変えられる。今こそ権力と闘う時だ、本気で
そう思ったのではないでしょうか。
それには、同志が必要だ。その同志は、日本には
たった一人しかいない。
らもさんの命日は、今月の26日です。
中島らもさん。作家であるとともに、
音楽活動も続けていました。歌う姿は、春一番コンサートで
しか見たことはないのですが、ライブハウスでは、
メッセージ色の強い、かなり過激な歌を歌っていたようです。
当然、いろんな人に狙われるわけで、
演奏中、暴漢が乱入してくることもあったとか。
そんな時、らもさんは、なにか武器のようなものを取り出して、
「かかってこんかい!」と立ち向かっていったそうです。
まさに命がけのライブ活動。権力というものと、
体を張って闘おうとした人だったのでしょう。
中島らもさんと忌野清志郎さん。この二人は、
石田長生さんプロデュースのテレビ番組「放送禁止06ライブ」で
共演しています。どちらも「表現の自由」を掲げる表現者。
お互いに同じ匂いを感じていたのではないでしょうか。
そんなお二人にまつわるエピソードが、
別冊宝島「忌野清志郎のブルースを捜して」の中の
コラムで紹介されています。
生前、らもさんは、「らもはだ」というトークイベントを
やっていて、清志郎さんをそれに呼んで欲しいと頼んだんだそうです。
ところが、どうしてもスケジュールの都合がつかないと、
断りの連絡があった。それを聞くやいなや、らもさんは、
「これを渡せば、清志郎は絶対来る」と言って、自分が書いた
生原稿を手渡したんだそうです。
その原稿は、朝日新聞から依頼された書いたもの。
「表現の自由」について書かれたもので、放送禁止用語が羅列されて
いたため掲載を拒否されたという幻の原稿。
らもさんの過激なメッセージとともに、RCサクセションの
「本当の事なんか言えない」が紹介されていたそうです。
「本当の事なんか言えない」作詞:忌野清志郎
本当の事なんか言えない
本当の事なんか言えない
言えば殺される
(全歌詞)
参考:引用/別冊宝島Jポップ批評「忌野清志郎のブルースを捜して」
鮫肌文殊さんのコラム「清志郎とらもと言論の自由」より。
どうして、そこまで清志郎さんにこだわったのか?
当時、らもさんは極度の躁状態だったようなので、
今なら何かが変えられる。今こそ権力と闘う時だ、本気で
そう思ったのではないでしょうか。
それには、同志が必要だ。その同志は、日本には
たった一人しかいない。
らもさんの命日は、今月の26日です。
音楽誌が書かないJポップ批評 (45) (別冊宝島 (1362))
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/10
- メディア: ムック
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