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娘が残したメッセージ [亡き娘のこと]

9月12日で、娘がこの世を去って二年になります。
昨日は、娘の三回忌の法要でした。
娘のことを、このブログに載せるかどうか
ずいぶん迷ったのですが、自分の想いを記録として
残しておきたい。そんな気持ちが勝りました。
ちょうど一年前、あるSNSに、
「娘が残したメッセージ」と題して、
娘との思い出を綴りましたので、
それをそのまま、あるいは今の心情を書き添えて
再掲載します。個人的なことでもありますので、
トラックバック欄等は、はずさせてもらうことにしました。


「娘が残したメッセージ 1」2007年09月12日 記

娘がこの世を去って、ちょうど一年がたちました。

子を亡くす悲しみ、それはとても大きなものでした。
しかし、娘と過ごした一年八ヶ月で得たもの、
そして娘が残してくれたメッセージ。それは私にとって
大きな財産となりました。

このブログを始めた頃は、娘のことは書かないようにしようと
決めていました。それは重苦しい内容になってしまうから。
そして、なにより自分自身が辛くなるからです。しかし、
娘から教わったいろんなこと、それが誰かの心に届くかも
しれない。何かを感じとってもらえるかもしれない。
そう思うようになりました。

だから、娘の一周忌を機に、
しばらく娘に関する事を書いていこうと思います。
自己満足にしかすぎないかもしれませんが、
一人でもいいから、誰かの心に何かを伝える事が
できれば、幸いです。


娘は、一年以上生きる確率が10%未満という
重い障害を背負って生まれてきました。
娘のことが心配で、親はなんにも手につかない日々。
しかし、そんなまわりの心配をよそに、娘は
驚くほどのがんばりを見せてくれました。

新生児集中治療室での入院生活からはじまり、
転院、退院と次々とクリア。
夢の夢だった我が家での家族水入らずの
生活も経験することができました。

何度も何度も危ないと言われながら、
それを乗り越えていった娘。
家族三人が支え合って懸命に過ごした一年と八ヶ月。
一番辛かったのは、娘だったと思います。
「ほんとうに、よくがんばったね」娘が
お空へ昇った時、
そんな言葉をかけてあげました。

決してあきらめちゃいけない。それは、娘が教えて
くれたことのひとつです。どんなに苦しくても、あきらめずに
前向きでいること。そこから奇跡は生まれる。

あせってはダメ、がんばりすぎちゃダメ、
ゆっくりゆっくり、あきらめずに。
仕事でしんどいとき、仕事が無くてあせってるとき、
私は、そんな言葉を思い浮かべて過ごしています。



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