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エリック・クラプトン/レイラ [音楽の話(洋楽)]

エリッククラプトンの来日が決まりました。
クラプトンは何度も見に行ってるし、チケット代が
高いので今回はパス。しかしチケット代、
高くなりましたね。外タレの場合、著名になると、
ほとんどが1万円以上、この不景気な状況で買うのは
かなりきびしいです。

エリック・クラプトンといえば、代表曲はなんといっても
いとしのレイラ(Layla)。日本公演でも必ずセットリストに
入っています。クラプトンファンなら誰でも知ってるでしょうが、
この曲は、親友ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドへの
恋心を表現したもの。当時、クラプトンのパティへの
思いは相当激しかったようで、「このままでは気が
狂ってしまう」だとか、「僕の悩める心を
楽にしてほしい」だとか、切実な思いが歌詞に込められています。
クラプトンはその後、パティを奪う事に成功、この恋は
実るわけですが、一緒になったとたん、クラプトンの興味は
他へ移ってしまい、結局は別れることになってしまいます。
そのへんのエピソードは、クラプトンの自伝にかなり詳しく書かれています。

愛する人のために曲をつくる。曲をつくれる人なら、プロアマ問わず、
誰でもそんな気になることがあるんでしょうが、プロの場合、
それが大ヒット曲になってしまうことがある。そうすると、その後ずっと
その曲を歌い続けなけらばならなくなります。恋は病ともいいますが、
平常心を失ってるときにつくったものを歌うのは、かなり恥ずかしいんじゃ
ないかと思います。「レイラ」の場合は特に、今となっては
苦い思い出の曲なわけだし、本当は歌いにくいはずですよね。
ジョージはこの世にはいませんが、パティや、クラプトンの新しい家族も、
この曲を耳にすると、なんか微妙な気分になるでしょうし。
でも、それをヒットソングと割り切って歌うのが、プロなんでしょうね。
ちなみにエリック・クラプトンとジョージ・ハリスンの交流は
その後も継続、91年には、二人そろって来日しコンサートを行っています。

「レイラ」は、クラプトンがクリーム、ブラインドフェイス等の
バンドを経て結成したデレクアンドドミノスのアルバムに
収録されていた曲。情熱的な前半と、ピアノを軸にしたメロディアスな
後半の2つのパートで構成された曲です。
クラプトンはソロになってからも、この曲を演奏し続けているのですが、
昔は、後半のパートを演奏しませんでした。
延々とギターソロを繰り返し、そのまま終わってしまうというパターンで、
あの印象的なピアノのイントロは聴けなかった。
それが、ある時期から、後半のパートも演奏するようになったんです。
なぜ、それまで演奏しなかったのか?
これはあくまでも噂ですが、「レイラ」の後半部は、レコードでは
デュアン・オールマンのスライドギターがとても印象的なパート。
彼抜きで、このパートは再現できないし、
そんな演奏はあまり意味がない、
そうクラプトンが思っていたからだ、
という話を聞いたことがあります。真実かどうかはわかりませんが。


Derek & the Dominos(Eric Clapton) - Layla




いとしのレイラ

いとしのレイラ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
  • 発売日: 2008/08/02
  • メディア: CD



今、気がつきましたが、前々から噂になっていたパティ・ボイドの自伝の
邦訳版が発売されたんですね。クラプトンが書いてる事と
違いがあったりするのかもしれませんね。これは、気になる。笑



パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥディ

パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥディ

  • 作者: パティ ボイド
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
  • 発売日: 2008/08/30
  • メディア: 単行本



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