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筋書きのないライブ。有山岸「ぼちぼちおこかツアー」大阪JANUS [音楽(有山じゅんじ)]

ラグタイムブルースをベースにワン&オンリーの
サウンドを届ける、ギタリスト有山じゅんじさん。
今までに様々なユニットを組んできましたが、
今度のお相手は、山岸潤史さん。
元ソーバッドレビュー、ウェストロードブルースバンド、
現PAPA GROWS FUNKのギタリストです。

昨年、この二人は20年ぶりに再開しアルバムをレコーディング。
今年6月13日に発売となりました。
今回のツアーは、そのアルバム発売を記念してのライブなので、
アルバム収録曲を中心とした、プロモーション的なライブに
なるだろうと予想していました。



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有山岸「そろそろおこか」発売記念ツアー
大阪心斎橋JANUS ライブレポ

第一部
定刻を過ぎて、お二人登場。二人ともTシャツ姿です。
ふたりが最初に発した言葉が「さあ、なにしよ?」
そして山岸さんが「なんも決まってまへん」。

というわけで、どうやら本当に何も決めてない様子w
その場で曲を決めて演奏していこう、ということらしいです。
ライブは、アルバム収録曲
「YOUNG BOY BLUES」
でスタートしました。
メドレーで「HELP」へと続ける予定だったようですが
有山さんが間違えたようで、いったん中断。
あらためて、ビートルズのカバー。
「HELP」

「カポつけてるついでに、カポつけてやる曲
行こか」と、プロフェッサー・ロングヘアの曲
これもアルバム収録曲です。
「Tipitina」

プロモーション的なプログラムは、ここまでで、
あとは、お二人が、というか有山さんが好きなように
曲を決めてライブを進めていくって感じになりました。
有山さんは「きょうは、CDの曲は、やりませんから。
CDは家で聞いといてください」なんて言ってましたw
で、きょうの有山さんは、しゃべるしゃべる。
山岸さんもそれにあおられて、いろんなことを話し出すし、
この日のライブ、ひょっとしたら、トークの時間の方が
長かったんじゃないでしょうか。
まあでも、そのトークがおもしろかった。
BAHOに負けてませんねw

このあと3曲ほど演奏してくれたんですが、
まだまだしゃべるお二人。
そのうち有山さんが「だいぶしゃべったんで、そろそろ休憩しよか?」
なんて言い出して(おいおいおいw)
さすがに「それは、あかんやろ、もう一曲やろうや」
と山岸さんが制して
「バッドジャンキーブルース」
第一部終了



第二部
休憩中に二人で急遽セットリストを作ったそうです。
「やっぱり、ちゃんとプロモーションせんとあかんのちゃうか」
なんて話し合われたんでしょうね
まあでも、結果としてその通り進まなかったようですし、
ふたりのトークもますますエスカレートww
第二部に入ってから、お客さんも、話につっこむようになってきたんで
どんどんトークタイムがふくらんでいきましたw

で、音楽の方はというと、レスポール追悼の曲(曲名不明)でスタート。
即興で「オーバー・ザ・レインボー」
有山さんの訳詞でしょうか、日本語バージョンの
「テネシーワルツ」
アルバム収録曲
「Monday Night in New Orleans」
さまざまなアーティストがカバーしてる細野晴臣さんの代表曲
「ろっかばいまいべいびい」
ソーバッドレビューの曲
「しよぼくれあかんたれ」
有山さんの十八番、サウスの曲。
「梅田からナンバまで」
アルバムのラストの曲、有山さんと下田逸郎さんの共作。
「残しとこう」

アンコール
アルバムのオープニングの曲。
「そろそろおいとこ、Careless Love」

第二部で、アルバム収録曲中心の選曲に
軌道修正って感じですね。
演奏時間は、約2時間。というか、トークの時間がかなり含まれていますがw
とても楽しいライブでした。
BAHOに続く、強力アコギユニット登場って感じですが、
BAHOとの違いは、そのサウンド。もろブルースですね、有山岸は。
すごく心地よい音楽空間がそこにありました。

客席も豪華というか、いろんなミュージシャンの姿が
ありました。正木五郎さん、金森幸介さん、清水興さん、
ベーカー土居さんなどなど。



そろそろおこか~CARELESS LOVE~(DVD付)

そろそろおこか~CARELESS LOVE~(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2010/06/16
  • メディア: CD


最後に発売されたCD&DVD「そろそろおこか」のこと。
ライブ同様、すごく心地よいアコースティックブルースアルバム。
音を楽しむと書いて、音楽と呼ぶ、な〜んてフレーズをつけたくなりますw
「ろっかばいまいべいびい」と「残しとこう」、
この2曲だけでも、聞く価値あり。
「残しとこう」の作詞は下田逸郎さんなんですが、
この歌詞は、まさに下田節。すごく心に沁みますw
個人的には、この1曲でOK。



残しとこう 
下田逸郎/作詞 有山じゅんじ/作曲 

わからないとこ 残しとこう
君もみんなも 楽になれるように
フシギフシギと 眼を閉じて
首すじで 感じましょう

見えないところも 残しとこう
ボクがユラユラ 揺れるよに
ウソだウソだと ささやいて
夢の中 舟を出そう





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nakatadairake

こんばんは♪

ネットで「有山岸」を検索しても、反応、意外と少ないですね(有限会社 山岸 には笑いましたが・・・)。
たぶん今年発表されたアルバムのなかでもベストテン上位間違いなしやと思ってるのはぼくらだけで、世間の反応はこんなもんなんでしょうね・・・

最近はCDを買ってもパソコンに取り込んで、そのあとお気に入りはipodで聴くということが多くなりましたが、このアルバムはちゃんとしたオーディオ装置で聴かなアカンなという気分にさせてくれるだけの力がありますね。

いまさらながら、音というのは空気の振動である!ということを満喫させてくれる気持ちのいい音楽であります。
by nakatadairake (2010-07-12 20:57) 

BRUCE06

コメント、今の今まで
気づきませんでした、
どうもすみません。
by BRUCE06 (2011-03-03 15:04) 

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