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広告屋として、う〜ん、と考えさせられた2つのニュース。 [広告]

 某食品会社、CM撮影を巡るトラブルについて謝罪、
 該当のCMは放送自粛と、新たな内容への変更。
 これは、槍ヶ岳に登山した男性が山頂に到達する手前で、
 「食品会社のCM撮影」に遭遇し、登頂を阻止された。男性は山頂の
 絶景を期待していたのに、CM撮影で待たされている間に雲が広がって
 しまったということで、そのことを新聞に投書。紙面の投書欄を撮影した
 写真がネットに出回り大騒ぎになったというニュースです。

(参考引用)narinari.com

これが、もし映画の撮影だったら、どうだったんだろう?
騒ぎになったんだろうか、と考えてしまいました。

ま、それは置いといて、
よくありそうな話だなと感じました。
グラフィックの撮影でも、たとえば街中で、
ちょっと待ってくださいって、通行人を制す場合
ありますもんね。場合によってはクルマを止めることもある。
う〜ん…。

最近、よく思うのは、いろんなものが企業や商品の
イメージをつくってるんだなあってこと。
ブランディングなんて言葉がありますが、
広告やロゴだけじゃないんですよね。
一番たいせつなのは人だって気がします。
社員ひとりひとりが企業の顔になるわけで、
ひとりのちょっとした言動がブランドイメージを
大きく左右するように思います。
たとえばアイドリングストップなんて、広告をしてる
企業があったとして、そこの社員が、
エンジンかけたままクルマの中で昼寝してたりしたら
そんな広告、なんの意味もないですよね。

で、このニュースにもどりますが、
広告を制作してるスタッフも、同じなんですよね。
その広告の制作期間は社員の一員のようなもので
企業のイメージを担っている。トラブルをおこすと
広告でいいイメージをつくるどころか、
マイナスイメージを制作してることになる。
そのことを痛感しました。





そして、もうひとつのニュース。
 中国・西安で、映画の本編上映前に長々とCMを見せられた女性が、
 苦痛を味わったとして映画館と配給会社を訴えた。



これは、中国の話なんですけど、訴えるほどだから
よっぽど気にさわったんでしょうね。広告としての効果がない
どころか、逆効果。最もマズいパターンですね。
広告はじゃまなもの、見られないもの、
そういう意識で広告をつくってますが、
露出の仕方、メディアの選別っていうのも重要なんですよね。
その表現によって、がんがん露出した方がいい場合と
静かに控えめに露出する方がいい場合の違いがあるのかもしれない。

ん?逆かな?
露出するメディア、頻度に合わせて、きちんと表現を
考えないとダメってことですね。



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H Kosuge

我々建築業界の現場だと、道路使用許可を警察に届け出した後、ガードマンを配置して誘導します。おそらくCM撮影も同様な手続きをしているとは思われますが。
先日、クラレのミラバケッソのCM撮影しているところを通りました。道路やビルの公共の場を独占して撮影していたんですが、やはりガードマンがちゃんと誘導していました。
う〜ん・・・説明不足?言い方だったんですかねぇ?
配慮が足りなかったのかな?
その場でカップ麺を配るとかして理解を得られなかったんだろうか?
今後は、ノベルティグッズを用意しておくなどの配慮が必要かも知れませんね。
by H Kosuge (2010-09-10 23:58) 

BRUCE06

撮影スタッフと、この投書された
方との間に、ちょっとした
行き違いがあったのかもしれませんね。
スケジュール的にきつかったのかな?
いずれにしろ、
大きな痛手ですね。

by BRUCE06 (2010-09-13 10:52) 

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