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転院後の父の容態。 [家族・夫婦・子どものこと]

父の事を書くと、どうしても暗い内容になってしまう。
でも、なんとなく書き留めておきたいという
気持ちの方が勝るので、きょうも、状況を綴る事にした。

今、正直、父の容態はよくない。
転院でしばらくは落ち着くかと思ったのだが、
状況はすぐに悪い方向に変化した。
父は今、前立腺肥大なので体にチューブを入れているが、
転院2日後に、そのチューブがはずれてしまったのだ。
認知症の影響で本人が抜いたのか、トラブルなのか、
それはまったくわからないとのこと。
あわてて主治医と一緒に前の病院にかけつけ
チューブを入れる事になった。
このチューブを入れるのはかなりの難作業だそうで、
痛みも伴い、出血することもある。
前の病院でも一度抜けているので、2回目になる。
なんとか無事に挿入が終わり、
次の日は、はじめてリハビリにチャレンジ、きげんも
すごく良かったそうだ。

ところが、その次の日、いきなり高熱を出してダウン。
尿路感染症の疑いがあると告げられた。
抗生剤と解熱剤を投与されたが、もし3日たっても
熱が下がらなければ、覚悟してください、との事。
入院時の緊急手術ほどのリスクはないようだったが、
かなり危険な状況。延命治療をするのか、しないのかの
決断も迫られた。
結果として、その後、熱が下がって
高熱が出た時より、少し容態は落ち着いている。

二日前に、病院へ行き、その後の検査結果を
聞いたのだが、結論として、相当体力が落ちているようで、
寝たきりになるかもしれない。この先は、
そんなには長くはないでしょうと言われた。

緊急手術後の父は、回復してきたと思えば、
転倒して、頭を打ってCTで検査という繰り返し。
(転倒したのは5〜6回になるんではないだろうか)。
今の病院でも転倒したらしく、頭に
大きな青あざがある。
要するに少し元気が出て、起き上がれるようになると、
家に帰ろうと、ベッドから出ようとして、
ふらつきそのまま転倒する、
あるいはチューブが抜ける。それでまた容態が悪くなる、
そんなことを繰り返してしまうのだ。
くくりつける、あるいは薬で落ち着いてもらう、
実は、そういう処置も前の病院にも今の病院にも
お願いしている。それでも、こけてケガをしているのだ。

起き上がれるようになると、必ずなんらかのトラブルが起こって
また苦しむことになる。そんな父を見ていると、
もう無理に起き上がらなくてもいいよ、と声をかけたくなる。

ほぼ2ヶ月前、孫の誕生日にパーティを開いて
談笑していた父。その頃の写真を見ると、少しつらそうな顔を
している。何ヶ月も前から楽しみにしていたイベント
だったので、なんとかそこまでは、
とがんばったのかもしれない。

う〜ん、しかし、こんな短期間で……、
医者なのにね。
なんでもっと早く病院へ行かなかったの
だろう。
認知症がかなり進行してるようなので、
そのことに気づかなかったのかもしれない、
という医者もいるのだが。

息子として、できること。母のサポート、
そして父の笑顔を、これからひとつでも増
やしてあげること、かな。
現実として、それは難しいのだが。


タグ:父のこと

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