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その夜、仲井戸"CHABO"麗市は「POWER」を歌った。 [音楽(仲井戸麗市)]

2001年は歴史的な大事件が起こった年であった。
9.11アメリカ同時多発テロ。
その衝撃もさめやらぬ、
約一ヶ月後、大阪ミナミのビッグキャットでは
仲井戸"CHABO"麗市ソロライブ、
Solo Night「I am a MAN」が行われた。

その日のステージでは、事件のことや、事件にまつわる話
(イマジンなど数多くの曲がアメリカで放送禁止になった話など)が
語られ、平和をテーマにした曲もセットリストに組み込まれていた。
そして、いつものように長い長いアンコールに入り、数曲演奏した後、
「みんなジョン・ホールって知ってるかい?」と呼びかけた。
他の客は無反応だったが、まさかの名前が仲井戸の口から
飛び出したので、私は思わず「おおっ!」と叫んで、
拍手した。その瞬間、パッと頭に浮かんだのは、「パワー」という曲。
ジョンホールといえば、日本では「ダンスウイズミー」だろうが、
9.11を意識してのステージのようだから、それはありえない、
それなら「パワー」だろうと思ったのだ。
しかし、なぜ「パワー」なんだろうとも。

「パワー」は世界的に有名な脱原発ソング。
脱原発を訴えたノーニュークスコンサートのテーマ曲とも
いえる曲だ。


POWER (John and Johanna Hall)

 Just give me the warm power of the sun
 Give me the steady flow of a waterfall
 Give me the spirit of living things as they return to clay
 Just give me the restless power of the wind
 Give me the comforting glow of a wood fire
 But please take all of your atomic poison power away
   (略)


仲井戸麗市は、この曲に
平和をテーマにした新しい歌詞をつけた。
「世界という庭に、音楽という希望の花を咲かせよう」
というような歌詞だったと思うが、
とても感動的な歌だったと記憶している。
この日は、PPMの曲に歌詞をつけて
歌っていたが、それも見事だった。

深刻な原発報道が続く日々、
新聞を読みながら、
そんなライブをふと思い出した。

そして、詩人仲井戸麗市の、
日本語で歌う洋楽カバーアルバムを
聴いてみたいなと思った。

(敬称略)

Power - John Hall - No Nukes




仲井戸麗市リスペクトアルバム「OK!!!C’MON CHABO!!!」

仲井戸麗市リスペクトアルバム「OK!!!C’MON CHABO!!!」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2011/02/23
  • メディア: CD




No Nukes

No Nukes

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1997/10/21
  • メディア: CD





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