奥田英朗「家日和」。 [本]
作家さんって、広告畑出身の人が多いな、
と書いた時(過去記事)、マイミクさんに、この人もそうですよ、
と教えられました。奥田英朗さん、元プランナー、コピーライターだそうです。
「家日和」。なかなかいいタイトルですよね。
家族小説、というよりは、夫婦をテーマにした小説と
いった方が近いかもしれません。
結婚後何年か経って、生活がマンネリになってきた頃、
夫婦間におこる、ちょっとした変化や出来事を描いた短編小説。
すべて「家」が舞台になっています。
登場人物は、ネットオークションにはまる妻、
失業して主夫となる営業マン、勘をたよりに次々と
職を変える夫などなど。まさに、現代の夫婦。
独身よりも、既婚者の方が楽しめる小説かもしれません。
・サニーデイ ・ここが青山 ・家においでよ
・グレープフルーツ・モンスター ・夫とカーテン
・妻と玄米御飯、という6つのストーリー。
個人的には、「家においでよ」が好きです。
これは、理由もなく別居する夫婦の物語。
妻が出ていき、束縛から解放された夫が
オーディオセットやテレビなど、自分の欲しかったものを
どんどん購入して、家を自分の城に変えていくというストーリー。
結婚すると男は、自由な時間も自分の空間も
なくなってしまうわけで、この小説のような願望、
みんな持ってるんじゃないでしょうか。
とてもおもしろい短編小説集です。
と書いた時(過去記事)、マイミクさんに、この人もそうですよ、
と教えられました。奥田英朗さん、元プランナー、コピーライターだそうです。
「家日和」。なかなかいいタイトルですよね。
家族小説、というよりは、夫婦をテーマにした小説と
いった方が近いかもしれません。
結婚後何年か経って、生活がマンネリになってきた頃、
夫婦間におこる、ちょっとした変化や出来事を描いた短編小説。
すべて「家」が舞台になっています。
登場人物は、ネットオークションにはまる妻、
失業して主夫となる営業マン、勘をたよりに次々と
職を変える夫などなど。まさに、現代の夫婦。
独身よりも、既婚者の方が楽しめる小説かもしれません。
・サニーデイ ・ここが青山 ・家においでよ
・グレープフルーツ・モンスター ・夫とカーテン
・妻と玄米御飯、という6つのストーリー。
個人的には、「家においでよ」が好きです。
これは、理由もなく別居する夫婦の物語。
妻が出ていき、束縛から解放された夫が
オーディオセットやテレビなど、自分の欲しかったものを
どんどん購入して、家を自分の城に変えていくというストーリー。
結婚すると男は、自由な時間も自分の空間も
なくなってしまうわけで、この小説のような願望、
みんな持ってるんじゃないでしょうか。
とてもおもしろい短編小説集です。
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