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人は、二度死ぬ。「ガマの油」より。 [映画]

盆休みに、家で
「ガマの油」という映画のビデオを見た。
それは、子を亡くす親の物語。
大切な人の死をどうやって受け止めるかがテーマ。
偶然のセレクトだ。
その中で、とても印象的な
セリフがあった。

「人は二度死ぬ」。

一度目は、肉体が死ぬ時。
二度目は、その人のことを誰も思い出さなくなった時。
その時が、ほんとうの死だ、という死生観。

誰かの心の中に生きてる間は
まだ死んではいない。
つまり、ふとした時に
誰かが思い出してあげれば、
その人は、ずっと生き続けることができる。
監督である役所広司さんは、
そんなメッセージをこの映画に込めたようだ。


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娘を亡くして5年、
日々の暮らしの中で、
ふと思い浮かべることがある。
もう小学生なんだよな。
そして、その存在を
近くに感じることがある。

娘にも父にも、会うことは
できない。
でも、心の中で生きている。
ころからも、
いろんなことを思い出して、
もうすこし
長生きさせてあげないとね。



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