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子どもを守れるのは親しかいない。(放射能汚染の恐怖からも) [思ったこと]

うちの子は、食物アレルギー。カラダが受け付けない
食品がいくつかある。それだけに食べるものには、
非常に気を使う。ちょっとしたお菓子でも、買う時は
必ず材料確認。外出時、ショップなどで子どもに
駄菓子を手渡してくれる時があるが、
原材料がわからないものは、後で必ず没収する。
デパ地下などの試食コーナーも、要注意だ。
もちろん、外食時も、店のスタッフに、
原材料から調味料まで、子どもがダメなものが
含まれていないか、事細かに確認する。

他人から見れば、たかがアレルギー。そこまで必死にならなくても、
と思われるかもしれないが、
食物アレルギーは、命に関わる大問題。アレルギー反応を起こすものが
ほんのわずかでも体内に入ると、アナフィラキシーというショック症状が
起こることがあり、ひどい場合は死に至る。
だから、外出時は万が一に備えて、薬を持参していることがある。
幼稚園も、安全を考えて弁当制の公立を選んだ。
結果として、抽選にはずれて入園は、さ来年になってしまったが、
給食制の私立よりも安全だという主治医のアドバイスもあったし、
後悔はしていない。

食物アレルギーや、アトピーの子どもが日本で激増している。
原因は食生活の変化や環境の悪化だと言われている。
食品添加物や農薬、合成化学物質、環境ホルモン。
要するに、それらを摂取し続けてきた親のカラダに原因があるのだ。
しかし、いままでの生活の中で、危険な環境に住んでいて、
危険なものを食べ続けている、と強く意識することがあっただろうか? 
そのことにも、恐怖を感じる。
今、この国の政府や企業が安全だと、言い切る
いろんなこと、いろんなもの、
ほんとうに大丈夫なのだろうか?と疑問に思う。
TPP? 遺伝子組み換え食品?

子を思う親の一人として、もうひとつの気になること。
それは言うまでもなく放射能汚染問題だ。
少し前に、粉ミルク「ステップ」から、セシウムが検出され
ニュースとなった。このニュース、テレビでは、
「粉ミルクからセシウムが検出された」という市民からのメールを受け、
メーカーが調べたところ、30・8ベクレルという数値が出たので
自主回収することにした、と報道されていた。
発見者はメーカーではなく、市民だ。
しかし、次の日、某新聞では、市民からのメールにはふれず、
メーカーの検査で見つかった、としか記載されていなかった。
明治は月に1回検査を行っており、検査時には
検出されなかったようだ。

粉ミルクから、検出された30・8ベクレルという数値。
国の暫定基準値(200ベクレル)の6分の1以下で
問題とされていない数値だ。これを公表して、
回収し交換するということは、まだ良心的なメーカーなのかもしれない。
こわいのは、食品メーカーが、検査しているのか、いないのか?
してるとしたら、どれくらいの頻度なのか?
私たちには知らされていないということだ。
そして、検査されているとしても、
1〜199ベクレルという数値なら、問題なしとされ
そのまま販売されている可能性があるということだ。

うちの子は、粉ミルクを飲んでいる。アレルギーで牛乳を飲む事が
できないので、アレルギー用粉ミルクで、摂れない栄養を補給している。
しかし、そこに、放射性物質が含まれているなんて考えたこともない。
セシウムが1でも、199でも困る。ゼロだと信じて買ってるんだ。
今回の報道でわかったのは、メーカーの検査はそんな程度なんだ、
ということ。そして、思ってる以上に、食品が汚染されているということ。
それを調べるには、もう自分でやるしかないと感じた。

月に何度がスーパーでの買い物につきあうが、
店内で、売れ残っているのは、東日本の被災地に近い産地の
食材のように感じる。
値段が高いにもかかわらず、西日本の野菜や果物から
売れていく。調べてるわけではないが、感覚的には
ずっとそういう状況だ。
食材を買って、東日本を応援しよう。そういう思いは、
十分にある。しかし、それを、まだカラダが出来ていない
幼い子どもに食べさせるわけにはいかない。
その気持ちは、東日本の人間も同じではないかと思う。
放射線量の数値が表示されない限り、モノサシとなるのは
産地しかない。東日本の食材を売りたいのなら、
検査と結果の表示を義務化すべきではないだろうか。
ゼロなのか、1なのか、199なのか。あとは個人の判断だ。
そういえば、泉谷しげる氏が「東日本の食材を食べて応援しよう」と
呼びかけたイベント「日比谷ライブ&マルシェ2011」が
大ブーイングを浴びたのも記憶に新しい。
もうそんなカンタンな問題ではないのだと思う。

放射能汚染について、少しぐらいなら、基準値以下なら安心だと、
国は言うが、子どもの場合、放射線の影響を受けやすく、
ゼロに近ければ近いほど良いとも言われている。
親が求めているのは、子どもの将来まで続く安心だ。
子どもが大きくなった頃には、安心を唱えた学者なんて
誰も覚えてなくて責任を問われないだろう。

たとえ、バカだと笑われようが、モンスターだと言われようが、
放射能汚染から、子どもをガードしようと思う。
子どもを守れるのは、親しかいない。まさに、
今はそんな時代だと感じる。

そして、親がどうしてもガードできない、
問題が日本全国で、起きようとしている。瓦礫処理問題だ。

放射性物質を拡散する世界の非常識

震災被災地のがれき焼却処分に手を上げた全国の自治体名




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