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反放射能か?放射能受け入れか? 今、そこにある危機。 [思ったこと]

日本漢字能力検定協会が選ぶ今年の漢字。
2011年は「絆」に決まったらしい。悲しい出来事が
あった年ほど、人々が前向きになれるポジティブな
言葉が好まれるのかもしれない。
しかし、その「絆」という言葉の発表には、
違和感を覚えた人もたくさんいるのではないだろうか。
今年の大きな出来事といえば、東日本大震災と
それにともなう原発事故。「絆」という言葉は、
その前者を象徴するものだと思う。
しかし、原発事故は、その恐怖が現在進行形だ。
西日本に住んでることもあって、個人的には、
こちらの方が印象が強烈だ。

原発事故の進行形の恐怖とは、
放射能による土壌や食品の汚染そのものはもちろん、
暫定基準値の信頼性、
検査しているのか、していないのかも知らされずに
買わされている食品。
そして、瓦礫処理で放射能汚染が拡散されようとしているのに、
多くの人々が無関心だということだ。

今年を総括する一文字、と聞いたとき、
パッと頭に浮かんだのが、「嘘」のひと言。
国やメディアや企業が垂れ流し続けた「嘘」が
これほどまで暴かれたことは、かつてなかったんではないだろうか。
もちろん、その中には必要な「嘘」もあっただろうと思う。
「嘘」とは言いきれないものもあるだろう。
しかし、絶対についてはいけない
安全だ、安心だという「嘘」がたくさん
含まれていたように感じる。

そして、その国が、
暫定基準値以下なら、安全だと言っている。
それは、本当なのだろうか?

グラフは、自由に利用可能とあったので、
下記のサイト内のグラフを貼付けさせていただく。
(グラフをクリックで拡大)


kizyunti.gif


kizyun_graph.gif

引用元(世界も驚く日本の基準値



そして、瓦礫処理も安全だと言うのだが…。

秋田大教授らがただす 瓦礫を受け入れてはならない12の理由

放射性物質を拡散する世界の非常識


暫定基準値、そして瓦礫処理。
このふたつの安全・安心が、真実か嘘か、結果が出るのは、
まだまだ先だ。そして、もし嘘だったとしたら、
その被害を一番受けるのは、子どもたちや、妊婦さん、
そして、これから子どもをつくっていく人たちだ。

原発については、正直、勉強不足でよくわからない。
どちらかと問われれば、脱原発。
理由も、子どものためにそんな危険なものを残してほしくない、
という単純なものだ。そして、それが可能なのかもわからない。

放射能汚染問題、これは原発問題とは
別の話だと思う。原発がどうのこうのと言うのではなく、
今、そこにある危機。
反放射能か。(暫定基準値内での)放射能受け入れか。

わが町、大阪も受け入れに向かって進んでいる。
止める事は、できないのだろうか?

震災がれき:大阪府、年内にも処理指針(毎日JP)



もう、自分たちで子どもを守るしか道がない。

子どもたちを放射能から守る関西ネットワーク


子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク


放射能から子どもを守ろう


save child 子どもを守ろう


放射能NO! 防御プロジェクト


おかんとおとんの原発いらん宣言



(12月21日追記)
毎日新聞に「放射能規制。「緩い」は誤解。改定後はより子供に配慮」
という記事が出ていた。厚生労働省へのインタビュー記事のようだ(参考
上記の「世界も驚く日本の基準値」というサイトでの比較とは
対象としてるものが違う。こちらの記事の方が、比較としては
正しいように感じた。
ただ、規制値を厳しくたところで、親の不安は変わらないと思うのだが。



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