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ストーリーのない映画。ある映画。 [映画]

最近見た、ビデオ3本の話。邦画2本と、洋画1本。
1本目は、荻上直子監督作「めがね」。
南の島(おそらく与論島だと思うんですけど)にある
浜辺の宿「ハマダ」を舞台にして、そこに集まってくる
人たちが繰り広げる人間ドラマ。なんですが、
実のところ、ほとんど何にも繰り広げられない。
ただ、たんに人々がたそがれているだけ。ストーリーが
ほとんどない映画です。「何が自由か、知っている。」という
キャッチフレーズで広告された作品なので、
なんとなくわかると思いますが、それがこの映画の
狙いなんでしょうね。「バーバー吉野」「かもめ食堂」など
荻上監督の作品は好きなんですけど、正直、
この映画はちょっとつらかったです。

2本目は、ストーリーがある邦画、「クローズド・ノート」。
携帯サイトで連載された恋愛小説の映画化。
沢尻エリカさんの舞台挨拶での態度が問題となった映画ですね。
1冊の日記が鍵となって繰り広げられる
ふたつのラブストーリー。なかなかおもしろい映画でした。
「めがね」がつくらない映画なら、「クローズドノート」は
つくりこまれた映画って印象ですね。

最後は、ストーリーで勝負の洋画。
ニコラス・ケイジ主演の「マッチスティック・メン」。
潔癖性の詐欺師と娘が織りなす、コメディタッチのドラマです。
監督リドリー・スコット、製作総指揮ロバート・ゼメキスということで
絶対おもしろいだろうと思ったんですが、予想通りの出来。
そのストーリー展開には、驚きました。
おすすめ度は、これがだんとつ。
この手の映画は、やっぱりアメリカだなあw




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