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萩原健一/50TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE 2017なんばハッチ。 [音楽の話(邦楽)]

今年5月にビルボードで行われた、萩原健一「LAST DANCE」の
生中継をテレビで見た。全盛期のパワフルさは感じられないものの、
新しい何かがそこにあった。再び音楽に取り組もうというショーケンの
熱意みたいなものを感じたし、もう一度そのパフォーマンスを生で
見てもいいかなと思った。詳しくは、前回書いたので省略するが、
もう一度ミュージシャンとしてのショーケンを追いかけるか否かを
確かめに、10月3日大阪ミナミのライブスポット、なんばハッチへ出かけた。

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萩原健一 50TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE last dance VOL2
2017 10/3 大阪ミナミ・なんばハッチ

会場につくと、予想通り、かなり年くった男がいっぱい。
ショーケンのファンは昔から、男性が多かったがそれは今も変わらないらしい。
男が惚れる、憧れ的存在。要するに、男がマネしたくなるかっこいい男なのだ。
開演前から会場の熱気はすごく、「ショーケ〜ン!ハギワラ〜!」など
男の叫び声が会場にこだまする。この年齢層をこれだけエキサイトさせるのは
すごい。

場内暗転とともに、手拍子と叫び声。
私は2階席だったのだが、1階を見るとほぼ総立ち。
もうすでに、異様なぐらいの盛り上がりだ。
バンドの後ショーケン登場。
オープニングは、「ショーケントレイン」。
「ぐでんぐでん」と続く。
2003年のライブビデオを見て
ファルセットを多用するのが気になっていたが、この日も多い。
「ぐでんぐでん」は裏返さずに、地声でも歌えるのではないかと感じた。
続いて「アイショットザシェリフ」のイントロから「ドントユーノウ」。
開演前にボブマーリーの曲が流れていたので、
「アイショットザシェリフ」が好きなのかもしれない。
そしておなじみの「ラストダンスは私に」。
昔は、「葉っぱ」や「麻薬」などの言葉で歌っていた部分を
「お酒」に変えていた。

この後、はじめてショーケンがしゃべった。
NHKから仕事をもらったこと。その出演のため、頭を剃ったことなど。
そして「ホワイト&ブルー」。セットリストは、おそらく全公演共通なんだろうが、
アップテンポ中心で、ロックアレンジ。がんがん攻めてくる感じだ。
ここで一転してスローな曲「大阪で生まれた女」「エメラルドの伝説」と
続いたのだが、「エメラルドの伝説」ではかなり音程がふらついていた。
もともと、この揺れる不安定さもショーケンの歌の魅力だろうし、
ロックっぽさだと思うのだが、この曲でははずれ過ぎかな。う〜ん、
どうしたんだろう。リハ不足なのかな?
そして「ハローマイジェラシー」。曲の最後に「イマジン」のフレーズが
出てくるという往年のパターン。古村敏比古さんのサックスソロが冴える。
スローおよびミディアムテンポの曲が続く「シャ・ラ・ラ」

ここから再びアップテンポのナンバーが続く。
「Ah! Ha!」「どうしようもないよ」「テンダーナイト」。
終演に向かって突き進んでいく感じだ。
ラストは、テンプターズナンバー「神様お願いだ」。
アンコールは、「サンキューマイディアフレンズ」「さよなら」。
約1時間半のライブだった。

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感想としては、ひと言、「かっこよかった」w
67歳で、このパフォーマンス。声も思ったより出ていたし、
上出来なのではないだろうか。まだまだロックを歌えるような気がする。
気になるのは、ショーケンのトレードマークでもあるファルセット。
か細い感じではなくしっかりとシャウトしてるのだが、
曲の途中で急に声が裏返るのは違和感を覚える。
サビの部分だけファルセットで歌うとか、意図的にそうしているのなら
いいのだが…。
この日のセットリストでは、「どうしようもないよ」が特に良かった。
ファルセットと地声の切り替えが見事に決まっていたように思う。

う〜ん、またショーケンの音楽を聴いてみようか。
新曲を録音したり、ライブを継続してくれるならの話だがw

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セットリスト

●ショーケントレイン
●ぐでんぐでん
●PM10時すぎ会いたくて(DONT YOU KNOW)
●ラストダンスは私に
●WHITE&BLUE
●大阪で生まれた女
●エメラルドの伝説 
●ハローマイジェラシー 
●シャ・ラ・ラ
●Ah! Ha!
●どうしようもないよ
●テンダーナイト
●神様お願いだ
アンコール
●サンキューマイディアフレンズ
●さよなら

ショーケンバンドのメンバーについては
今の時点でよくわからないのだが、
著名なミュージシャンが二人含まれていた。
一人はギターの柳沢二三男さん。Puffyや矢沢永吉のツアーを
支えるギターリスト。
もう一人は、サックスの古村敏比古さん。
織田哲郎、浜田省吾のライブバンドで活躍していた人で
金子マリ&バックスバニーのサポートもやっていたように思う。
バンマスは、キーボードの橋本しんさん。





Last Dance

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  • 出版社/メーカー: IVY Records
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