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THE DUKES OF SEPTEMBER RHYTHM REVUE 大阪公演。 [音楽の話(洋楽)]

スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲン、元ドゥービー・ブラザーズの
マイケル・マクドナルド、そして、ボズ・スキャッグス。
アメリカのビッグネーム3人が2010年に結成したスーパーバンド
「 ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー」。
2010年の全米ツアーが大好評で、今年6月再始動、日本公演も実現した。
来日後、二回目のステージになる大阪公演を見に行ってきた。

P1020180-464.jpg


THE DUKES OF SEPTEMBER RHYTHM REVUE 大阪公演
(2012 10/30 グランキューブ大阪)

最初にバンドメンバーが登場。オープニングは、
ジェイムス・ブラウンのカバー「People Get Up and Drive Your Funky Soul」
3人のバックボーカルが歌い、曲の終わり頃、
ドナルド・フェイゲン、マイケル・マクドナルド、ボズ・スキャッグスが
出て来るというスタイル。最初と最後は、このパターンのようだ。

センターにドナルド・フェイゲン、右にボズ・スキャッグス、
そして、左にマイケル・マクドナルド。
フルメンバーが揃っての一曲目は、
アイズレー・ブラザーズのカバー「Who's That Lady」。
リードボーカルは3人。ボズ、ドナルド、マイケルの
順で歌っていく。
続いては、オーティス・レディングが見出したシンガー、
アーサー・コンレイの「Sweet Soul Music」。
今度は、マイケル、ボズ、ドナルドの順だ。
ここで、マイケルマクドナルドのヒット曲が飛び出した。
「I Keep Forgettin' (Every Time You're Near) 」。
次は、ドナルド・フェイゲンのパート。「Trouble Man」
マービンゲイの曲なのだが、知らずに聴いてると、スティーリー・ダンや
ドナルド・フェイゲンのオリジナルかと思ってしまう。
そういうアレンジをしてるのかと思って、オリジナル(youtube)と
聴き比べてみても、そんなに印象は変わらない。
つまりドナルド・フェイゲンの音楽のルーツが、このへんにあるということだ。
ここで、スティーリー・ダンの代表曲が登場。
「Kid Charlemagne」。個人的にすごく聴きたかった曲でもある。
ドナルド・フェイゲンに続いてはボズスキャッグスのパート。
ブルースの大御所マディ・ウォーターズの
カバー「The Same Thing」とヒット曲「Miss Sun」。
この流れだと、次はマイケルマクドナルドのパートとなるはずなんだが、
歌ったのは、バックミュージシャンのキャロリン・レオンハート。
このランダムさも、このセッションならではなのだろう。
ちなみに、ドナルド・フェイゲンは曲が終わるたびに楽譜を
ペラペラめくっていたので、セットリストは日替わりなのかもしれない。

コンサートは、こういう感じで、
ソウル、ブルース、ロックのカバーソングに3人の代表曲を
交えながら進んでいった。
3人の代表曲をメインに進行すれば、もっと盛り上がったのだろうけど、
そうしないのがこのセッションの良さなのかもしれない。
3人とも、すごく声がよく出ていた。特にボズスキャッグス。
そして、演奏もうまい。バリバリの現役であることを証明した
コンサートだと思う。

写真464.jpg

セットリスト

People Get Up and Drive Your Funky Soul
(James Brown cover)  lead: バックシンガー
Who's That Lady
(The Isley Brothers cover) lead: ボズ、ドナルド、マイケル
Sweet Soul Music
(Arthur Conley cover) lead:マイケル、ボズ、ドナルド
I Keep Forgettin' (Every Time You're Near)
(Michael McDonald ) lead:マイケル・マクドナルド
Trouble Man
(Marvin Gaye cover) lead:ドナルド・フェイゲン
Kid Charlemagne
(Steely Dan ) lead:ドナルド・フェイゲン
The Same Thing
(Muddy Waters cover) lead:ボズ・スキャッグス
Miss Sun
(Boz Scaggs) lead:ボズ・スキャッグス&キャサリン・ラッセル
I Heard it Through the Grapevine
(Gladys Knight & The Pips cover) lead:キャロリン・レオンハート
You Never Can Tell
(Chuck Berry cover) lead:ボズ・スキャッグス
Summer in the City
(The Lovin' Spoonful cover) lead:ドナルド・フェイゲン
If You Don't Know Me By Now
(Harold Melvin & The Blue Notes cover) lead:マイケル・マクドナルド
What a Fool Believes
(The Doobie Brothers ) lead:マイケル・マクドナルド
Hey Nineteen
(Steely Dan) lead:ドナルド・フェイゲン
Love T.K.O.
(Teddy Pendergrass cover) lead:ボズ・スキャッグス
(Take a Little) Piece of My Heart
(Erma Franklin cover)  lead:キャサリン・ラッセル
Peg
(Steely Dan) lead:ドナルド・フェイゲン
Lowdown
(Boz Scaggs) lead:ボズ・スキャッグス
Takin' It to the Streets
(The Doobie Brothers) lead:マイケル・マクドナルド&キャサリン・ラッセル
メンバー紹介
Reelin' in the Years
(Steely Dan) lead:ドナルド・フェイゲン

Encore:
Lido Shuffle
(Boz Scaggs ) lead:ボズ・スキャッグス
Pretzel Logic
(Steely Dan) lead:ドナルド、ボズ、マイケル
Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
(Sly & The Family Stone cover) lead:マイケル・マクドナルド&バックシンガー
Them Changes
(Buddy Miles cover) lead:マイケル・マクドナルド
People Get Up and Drive Your Funky Soul
(James Brown cover)  lead: バックシンガー


発表された来日メンバーは以下の通りだったが、実際はバックボーカルが
もうひとり加わり、13名編成だった。
バックミュージシャンは、ほとんどがスティーリー・ダンのツアーメンバー、
結成された2010年以来、ドラマー以外は固定されているようだ。
ドナルド・フェイゲン(vo、key)、
マイケル・マクドナルド(vo、key)、
ボズ・スキャッグス (vo、g)
ジョン・ヘリントン/Jon Herington (g)
フレディ・ワシントン/Freddie Washington (b)
シャノン・フォーレスト/Shannon Forrest (ds)
ジム・ビアード/Jim Beard (key)
ジェイ・コリンズ/Jay Collins (sax)
マイケル・レオンハート/Michael Leonhart (tp)
ウォルト・ワイスコフ/Walt Weiskopf (sax)
キャロリン・レオンハート/Carolyn Escoffery (vo)
キャサリン・ラッセル/Catherine Russell (vo)

メンバーの簡単なプロフィールを紹介すると…
ドラムのシャノン・フォーレストは、ナッシュビルの
スタジオミュージシャンで、若手ドラマーの注目株。
TOTOの初代ベーシストであるデヴィッド・ハンゲイトらと結成したMecca
というバンドのメンバーでもある。マイケルマクドナルドのアルバムにも
参加している。
フレディ・ワシントンは、マイケル・ジャクソン、
スティービー・ワンダー、クルセイダーズなどのバックを勤めてきた
ベーシスト。スティーリー・ダン、ドナルド・フェイゲン、ボズ・スキャッグスの
アルバムレコーディングにも参加している。
ジョン・ヘリントンは、スティーリー・ダンのギタリスト。
ボズスキャッグスがTOTOと一緒に来日したとき、ボズスキャッグスバンドの
ギターはこの人。日本でもおなじみのギタリスト。
ジム・ビアードは、ウェイン・ショーター、パット・メセニー、
ビル・エヴァンスのアルバムに参加しているジャズピアニスト。
スティーリー・ダンのツアーにも帯同。
キャロリン・レオンハートは、スティーリー・ダン「Everything Must Go」「Two Against Nature」に参加したジャズシンガー。ソロでも活動中。(hp)
キャサリン・ラッセルは、スティーリー・ダン、ジャクソン・ブラウン、
ポール・サイモンのアルバムに参加したシンガー。
2006年にアルバムをリリースしている。

まさに、そうそうたるメンバー。超一流のサウンド、
というわけだが、個人的には、ドラムの音が好みではなかった。
もっとタメのあるドラムを叩くドラマーの方が、
いいように感じた。特に、ブルースやR&Bのカバーは。

セットリストは、以下のサイトを参考にした。
setlist.fm


サンケン・コンドズ

サンケン・コンドズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: CD





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エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド大阪公演2011。 [音楽の話(洋楽)]

エリック・クラプトンがスティーヴ・ウィンウッドと共に
1969年に結成したバンド「ブラインドフェイス」。
アルバムはいきなり英米ともにチャート1位、デビューライブでは
10万人を動員したにもかかわらず、
結成して半年もたたないうちに解散。
まさに幻のスーパーバンドだ。
そんな二人が久々に共演したのが、クラプトン主催の
07年クロスロード・ギター・フェスティバル。
その後、二人で本格的なツアーをやるようになった。
で、その流れで、ついに実現したジャパンツアー。
これは、見逃すわけにはいかないだろう、と
高額チケットを手にした。

エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド大阪公演2011。
(11月22日、大阪城ホール)

この二人のライブは、発売済みのDVD「マディソン・スクエア・ガーデン」
で予習済み。メンバーは、ほぼ同じだが、ドラムが今回はガッドだ。
そして、コーラス二人を新たに加えている。それによって、サウンドが
どう変化するか? セットリストがどう変わるか? を、楽しみにしていた。

オープニングは、08年のマディソン・スクエア・ガーデンと同じ
「Had To Cry Today」。ブラインドフェイスのアルバムの冒頭を
飾っていた曲だ。というわけで、あのライブに近いセットリストになるのかな、
と思ったのだが、その後は、かなり入れ替えてきた。
08年のライブでは、ポップな曲はいっさいなかったのに、
今回は、クラプトンの「Wonderful Tonight」、
スティーヴ・ウィンウッドの「While You See A Chance」が
加わった。サウンドとしては、厚みを増したという印象。
音がキレイになったとも感じる。
コーラスの加入もそうだけど、ドラムの変更も大きいのだろう。
その反面、荒々しさというか、シンプルさというか、
なにかが失われたような気もする。スティーブガッドって、
うますぎるんだよなw
うん、でも、こっちの方が好きだけどね、音楽の好みとして。

いろんな人がレポを書いてるので、詳しくは書かないけど、
結論として、とてもいいライブだった。
Presence Of The Lordが聞けただけでも大満足。
クラプトンのライブは数えきれないほど見ているが、
その中でも、抜群の出来だと思う。
「Wonderful Tonight」で、ギターをミスったけどね。
クラプトンは、いつももうひとりギタリスト
連れて来るけど、ひとりの方が絶対に、かっこいい。
そして、スティーヴ・ウィンウッドがすごくいい。
ボーカル、オルガンソロ、ギターソロ、
そのどれもが素晴らしかった。


Eric Clapton & Steve Winwood Set List - 22 November 2011
Osaka Jo-Hall, Osaka (JP)
01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. After Midnight
04. Presence Of The Lord
05. Glad
06. Well Alright
07. Hoochie Coochie Man
08. While You See A Chance
09. Key To The Highway
10. Midland Maniac
11. Crossroads
12. Georgia On My Mind
13. Driftin'
14. That's No Way To Get Along
15. Wonderful Tonight
16. Can't Find My Way Home
17. Gimme Some Lovin'
18. Voodoo Chile

アンコール
19. Dear Mr. Fantasy
20. Cocaine


Eric Clapton – guitar, vocals
Steve Winwood – hammond organ, piano, guitar, vocals
Chris Stainton – keyboards
Willie Weeks – bass
Steve Gadd – drums
Michelle John – backing vocals
Sharon White – backing vocals

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キャロル・キング/クリスマス・キャロル [音楽の話(洋楽)]

キャロルキングがつくったクリスマスアルバム、
ってことで、タイトルは「クリスマス・キャロル」にしよう!!
な〜んて、誰かが言ったのかな?
見事にはまってるけど、ベタすぎない??
と思ってたら、これは日本向けのタイトルだったんですね。
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そりゃそうだ。本人がいやがりそうだし。
本国でのタイトルは、こちら「Holiday Carole」
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で、このアルバム。キャロルキング初のクリスマス・アルバム。
愛娘ルイーズ・ゴフィンがプロデュースしているようです。
リストを見ると、「ホワイトクリスマス」「ジングルベル」「きよしこの夜」など
超がつくほどの定番ソングは収録されてないですね。
キャロルキングにとって、10年ぶりのスタジオアルバムですし、
きちんと選曲されたのではないでしょうか。新曲も含まれているそうです。

レコーディングメンバーは……
いろいろと検索してみたのですが、不明。
でも、プロモーションビデオを見ると、
ラス・カンケルらしい姿と独特のドラミングが聞けるので、
彼の参加は間違いないでしょう。



A Holiday Carole - Tracklisting:
1. My Favorite Things (Oscar Hammerstein II and Richard Rodgers)
2. Carol of the Bells (Mykola Leontovych)
3. Sleigh Ride (Leroy Anderson and Mitchell Paris)
4. Christmas Paradise (Louise Goffin, George Noriega and Jodi Marr)
5. Every Day Will Be Like A Holiday (William Bell and Booker T. Jones)
6. Chanukah Prayer (Traditional, Arrangement by Louise Goffin and Lee Curreri)
7. Have Yourself a Merry Little Christmas (Ralph Blane and Hugh Martin)
8. I've Got My Love To Keep Me Warm (Irving Berlin)
9. Christmas In The Air (Louise Goffin and Jodi Marr)
10. Do You Hear What I Hear (Gloria Shayne and Noel Regney)
11. This Christmas (Donny Hathaway and Nadine McKinnor)
12. New Year's Day (Louise Goffin and Guy Chambers)




クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2011/11/16
  • メディア: CD



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ミック・ジャガーの新バンド。スーパーヘビー。 [音楽の話(洋楽)]

う〜ん、まったく知らなかった。
こんなプロジェクトが進んでたんだなあ。
Super Heavy スーパーヘビー。
ローリングストーンズのミックジャガーがつくった、新バンドです。
7月にネットで配信をスタート。
アルバムもつくっていたようで、日本では昨日(9.21)
発売されたようですね。

メンツは、ミックジャガーに、
ユーリズミックスのデイヴ・スチュワート、
ホワイト・アレサと絶賛されるUKソウルシンガー、ジョス・ストーン、
ボブ・マーリーの息子であるダミアン・マーリー、
そしてインド映画音楽界で活動するA.R.ラフマーンという5人。
グローバルなビッグネームを集めた、まさにヘビーなバンドです。

プロモーションビデオを見ましたが、ジャンルとしては、
レゲエのようです。ミックジャガーは、もう68歳なんだそうですが、
ピンクのジャケットを羽織ったりなんかして、
あいかわらず元気ですね。
個人的には、年齢的にちょっときついかなと
感じるときもあって、もっとおさえてもいいような気がするんだけど。
ビッグネームですもんね。変えられないんでしょうね。
死ぬまでこの路線でいくのかなあ。
枯れた味わいのミックジャガーも見てみたい気がするんだけど。

SuperHeavy - Miracle Worker


スーパーヘヴィ

1. スーパーヘヴィ
2. アンビリーバブル
3. ミラクル・ワーカー
4. エナジー
5. サテヤメヴァ・ジャヤテ
6. ワン・デイ・ワン・ナイト
7. ネヴァー・ゴナ・チェンジ
8. ビューティフル・ピープル
9. ロック・ミー・ジェントリー
10. アイ・キャント・テイク・イット・ノー・モア
11. アイ・ドント・マインド
12. ワールド・キープス・ターニング
13. マイヤ
14. ワーリング・ピープル
15. コモン・グラウンド
16. ヘイ・キャプテン
17. ネヴァー・ゴナ・チェンジ (アコースティック)
   (日本盤ボーナス・トラック)






スーパーヘヴィ

スーパーヘヴィ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2011/09/21
  • メディア: CD



Superheavy

Superheavy

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Republic
  • 発売日: 2011/09/20
  • メディア: CD



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J.D.サウザー/ナチュラル・ヒストリー [音楽の話(洋楽)]

イーグルスに数多くのヒット曲を提供していることから
6人目のイーグルスといわれるソングライター、J.D.サウザー。
ドンフェルダーの自伝によると、J.D.サウザーの名がクレジットされている
イーグルスの曲は、メンバーとの共作となっていますが、
実質的にはJ.D.がつくった曲。そして、共作というカタチのものは
ノンクレジットなんだそうです。この人がいなかったら、
いまのイーグルスはなかったかもしれませんね。

そんなJ.D.サウザーの新作は、イーグルスに提供した歌を含む、
セルフカバーアルバム。
J.D.やイーグルスファン、そしてかつてのウェストコースト
サウンドを愛する人にはたまらない選曲だと思います。

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1. ゴー・アヘッド・アンド・レイン
2. フェイスレス・ラヴ
3. ユア・オンリー・ロンリー
4. サッド・カフェ
5. シルヴァー・ブルー
6. ニュー・キッド・イン・タウン
7. アイル・テイク・ケア・オブ・ユー
8. リトル・ヴィクトリーズ
9. プリズナー・イン・ディスガイズ
10. ベスト・オブ・マイ・ラヴ
11. アイル・ビー・ヒア・アット・クロージング・タイム
12. ハウ・ロング (日本盤ボーナス・トラック)
13. ハートエイク・トゥナイト (日本盤ボーナス・トラック)

アコースティックなアレンジで、ドラムレス。
ピアノやギターの弾き語りサウンドだそうです。
アマゾンで、さわりだけ試聴しましたが、
自作のバンドサウンド、イーグルスの完璧なハーモニーと
比べると、物足りなさを感じる人がいるかもしれませんね。
まあでも、この枯れた感じが、この人の持ち味。
手元に置いておきたい一枚でもあります。






ナチュラル・ヒストリー

ナチュラル・ヒストリー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2011/06/08
  • メディア: CD





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マイク・ポーカロ/ブラザリー・ラヴ [音楽の話(洋楽)]

1977年に結成されたロックバンド、TOTO。アメリカL.A.の
名うてのセッション・ミュージシャンの集まりでもあります。
スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ、
スティーヴ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイト、
マイク・ポーカロ、ボビー・キンボール。
私は、彼らのセッションワーク
(とくにドラムのジェフ・ポーカロ)が大好きで、
いろんなアルバムを買いました。
でも、TOTOというバンド自体はねえ……。
アルバムも買って、それなりに聴いてみたんだけど。
う〜ん、そろぞれはスゴいのに、集まったら、
なぜこうなってしまうんだろう、というのが正直な感想。
ボーカルが弱いから、そう感じるのかなあ。
期待しすぎなのかもしれないけどw

で、少し前に買ったのが、ベーシスト、
マイク・ポーカロの初めてのソロアルバム「ブラザリー・ラヴ」。

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どういうアルバムなのかまったく知らずに、
帯の「ポーカロファミリー初のリーダー作、兄ジェフポーカロと
弟スティーブポーカロに捧げた魂の一枚」という
コピーにひかれて買いました。
あれ、スティーブポーカロも亡くなったの?と思って。

TOTOの代表曲がズラリと収められているのを見て、
ベースのアレンジを工夫したセルフカバー的なもの、
あるいはベースをクローズアップしたインストなのかな、
と思って聴きはじめたんですけど、ぜんぜん違いました。
大ヒット曲「ロザーナ」からはじまるんですけど、
歌入りのどうってことのないカバー。
2曲目に入ると、「ア〜〜〜〜〜〜〜〜」なんて
ヘビメタの雄叫びが聴こえてくる。
なんじゃこれは?と思って、ライナーノーツを読んでみました。
このアルバムは、ライブ。正確にいうと
ライブ音源を加工してつくったアルバムなんだそうです。
そして、スティーブポーカロは元気で、
病になったのはマイク・ポーカロだとか。

元になったライブは、2002年3月ドイツで行われた
「ジェフ・ポーカロ、トリビュート・ライヴ」。
マイク・ポーカロの他に、スティーヴ・ガッド、ジョン・ロビンソン、
グレッグ・ビソネット、バーナード・パーディー、
スティーヴ・ポーカロ、デヴィッド・ガーフィールド
ボビー・キンボール、グレン・ヒューズらが参加したそうです。
(ヘビメタ風の雄叫びは、元ディープパープルのグレンヒューズ)。

マイク・ポーカロはバンドリーダーであり、
全曲、ベースで参加してるわけだけど、
ベースソロがあるわけでもないし、歌ってもいない。
これをリーダー作と呼ぶのは、どうなんだろう? 
現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘病中ということで、
それを支援する意味合いもあるのだろうか?
マイクポーカロ&フレンズ、
「ジェフ・ポーカロ、トリビュート・ライヴ」で
良かったんじゃないの?

音の方は、すごいメンツのライブなんで、なかなかのもの。
でも、アルバムとしては散漫なイメージです。
ジェフポーカロが叩いていた曲を、このアルバムでは
スティーブガッドが演奏してるわけで、
二人の違いがよくわかります。そういう楽しみもありますね。



ブラザリー・ラヴ

ブラザリー・ラヴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WARD RECORDS
  • 発売日: 2011/01/26
  • メディア: CD




「ジェフ・ポーカロ、トリビュート・ライヴ」の
きっかけになったのが、こちらのトリビュートアルバム。
「トリヴュート・トゥ・ジェフ・ポーカロ」。
ジェフポーカロというドラマーの偉大さがわかる
豪華共演アルバムです。
ポーレット・ブラウン、マイケル・マクドナルド、デヴィッド・パック、
ドン・ヘンリー、リチャード・マークス、ビル・チャンプリンが歌う
「レッツ・ステイ・トゥゲザー」は圧巻。イーグルスとドゥービーと
シカゴが共演してるようなもんですからねえw
その他、ボズ・スキャッグス、エディ・ヴァン・ヘイレン、ラリーカールトン、
スティーヴ・ガッド、ウィル・リー、そしてTOTOのメンバーなど。


トリヴュート・トゥ・ジェフ・ポーカロ

トリヴュート・トゥ・ジェフ・ポーカロ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1997/03/21
  • メディア: CD



Tribute To Jeff Revisited(import)

Tribute To Jeff Revisited(import)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CREATCHY
  • 発売日: 2005/10/25
  • メディア: CD



トリビュート・トゥ・ジェフ

トリビュート・トゥ・ジェフ

  • アーティスト: デビッド・ガーフィールド&フレンズ
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD






タグ:TOTO
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スティーヴィー・ニックス、10年ぶりのアルバム「In Your Dreams」発売。 [音楽の話(洋楽)]

イギリスのロック・バンド「フリートウッド・マック」の
黄金期を支えた歌姫スティーヴィー・ニックス。
ソロになってからも数多くのヒット曲を生み出しましたが、
個人的には、バンドでの印象が強いです。
彼女を言葉で表現すると、キュートでミステリアス。
妖精のような衣装をまとい、ハスキーな声で
多くの(男性)ファンを魅了しました。
おそらく、もう60歳を越えてるはずですが、
10年ぶりに新譜を発売したというニュースが伝わってきました。
タイトルは「イン・ユア・ドリームス」
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デイヴ・スチュワートとグレン・バラードとの共同プロデュース。
全13曲。そのうち、7曲が、デイヴ・スチュワートとの共作。
そういえば、この人は、ただのシンガーではなく。
すぐれたソングライターなんですよね。

参加メンバーは、おなじみのワディ・ワクテル、マイク・キャンベル、
そして、フリートウッドマックのミック・フリートウッド、
なんとなんとリンジー・バッキンガム!

STEVIE NICKS/In Your Dreams

1. Secret Love
2. For What It's Worth
3. In Your Dreams
4. Wide Sargasso Sea
5. New Orleans
6. Moonlight (A Vampire's Dream)
7. Annabel Lee
8. Soldier's Angel (with Lindsey Buckingham)
9. Everybody Loves You  (with Dave Stewart)
10. Ghosts Are Gone
11. You May Be The One (with Dave Stewart)
12. Italian Summer
13. Cheaper Than Free

Stevie Nicks、Dave Stewart、Glen Ballard、Mick Fleetwood、
Lindsey Buckingham、Waddy Wachtel、Mike Campbell、
Ricky Peterson、Steve Ferrone、Lenny Castro


Stevie Nicks - "Secret Love" Official


スティーヴィー・ニックスは、今年、
ロッド・スチュワートと「ハート&ソウル」全米ツアーを
行ったんだそうです。

Rod Stewart & Stevie Nicks - Passion & Young Turks

Stevie Nicks/Rod Stewart - Dreams
ギター、ワディ・ワクテルだ。


やっぱり、この曲が好きだなあ。
Fleetwood Mac ~ Sara
かわいいw




In Your Dreams

In Your Dreams

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 2011/05/06
  • メディア: CD



クリスタル・ヴィジョンズ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・スティーヴィー・ニックス

クリスタル・ヴィジョンズ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・スティーヴィー・ニックス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD







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ビッグネーム、そしてベテラン。そんなロックバンドの共通点。 [音楽の話(洋楽)]

それは、初期のメンバーがそろってないということ。
ライブでは、その穴をサポートミュージシャンを
使って埋めていることです。
今年来日したイーグルスをはじめ、
ドゥービー・ブラザーズ(彼らは今では、ビッグネームとは
いえないかもしれない)、ローリングストーンズ、
クイーンなどなど。

ビッグネームになると、キャリアや実力、ある程度の
ネームバリューがないと、後任メンバーには
なれません。ファンの声もあるし、自分たちで地位を
築き上げてきた、というプライドもあるだろうから、
カンタンには正式メンバーにしないんでしょうね。
そして、ややこしいのが、契約、ギャラ、その他
いろんな裏事情。
イーグルスも契約上の正式メンバーは、
ドンヘンリー&グレンフライのみで、
ジョーウォルシュとティモシーシュミットは
雇われている立場です。
ローリングストーンズのロン・ウッドでさえ、
契約上の正式メンバーになったのは1993年。
それまでは月給をもらってたそうです。
このバンドの新ベーシストは、
もう現れないかもしれませんね。

で、ライブでは、サポートミュージシャンを
加えて、まさにサポートしてもらってるわけですが、
その数が多すぎるように感じます。ビッグネームの
バンドだと、客も入る、金も持っている、
というわけで、どんどん人を雇えるんでしょうね。
キーボード、ギター、コーラス、ホーンセクションと
やたら大所帯。
目的は、バンドによりいろいろでしょうが、
第一にはサウンドのクオリティを上げるため。
でも、それをいじわるな視点で見れば、
バンド本体の老い・衰えをフォローするため。
メンバーだけではライブできませんって
宣言してしまってるわけで。
なんか、さみしい気がしますね。
イーグルスも、コーラスは完璧だと絶賛されていたけど、
それはイーグルスだけのコーラスではなくて、
イーグルス+サポートメンバーという大人数の
コーラス隊のもの。メンバーは声が衰えていた
ように感じました。

どのバンドも、昔は自分たちだけ(あるいはプラス少人数)で
ライブをやっていた。そしてそれは、まさにバンドサウンド。
サウンドとしては荒かったけど、
スリリングで熱気があふれていました。
今は当時の倍以上の人数の演奏で、
サウンドはぶあつく、キレイになったけど、
おもしろみがないというか、
レコード聴いてるのと変わらないんで、
個人的にはつまらないです。
バンドのライブではないでしょう。

でも、例外もいます。おじさん3人で一時的に再結成し、
ツアーを行った伝説のスーパーロックバンド、CREAM。
JACK BRUCE、GINGER BAKER、ERIC CLAPTON。
病み上がりのベーシストは、イスに座ってプレイしてたりしましたが、
自分たちだけで、ツアーをやりとげた。
ロックンローラーだなあ、と思いましたw


Cream at the Royal Albert Hall on May 4th, 2005



他のバンドなら、こういう状況の時、ベーシストをサポートで加えて、
キーボード奏者、ギタリスト、コーラス隊なんかも
入れてるかもしれませんよね。でも、そんなのCREAMじゃない。
少人数でしか出せない「音」っていうのもあるわけですよ。


Royal Albert Hall London May 2-3-5-6 2005 / リユニオン・ライヴ 05

Royal Albert Hall London May 2-3-5-6 2005 / リユニオン・ライヴ 05

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: CD



リユニオン・ライヴ -アット・ロイヤル・アルバート・ホール2005 [DVD]

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やっぱりイーグルスはすごかった。 [音楽の話(洋楽)]

それは、このブログの閲覧数。元々そんなに読者の多いブログでは

ないと思うのですが、イーグルスのライブレポを書いて以来、

ずっとページビューが4ケタ。そのライブレポですが、現在ページビューが

5,500ちょっと。一年前に書いたボブディランのレポのひと月の

閲覧数を二日で超えてしまいました。ビッグネームというか、

すごい人気なんですね。少々、辛口の感想を書いたので、それに

対する誹謗コメントを覚悟してたのですが、

今のところないですw 同意見という方も多かったようです。



そのコンサートですが、大阪、名古屋、東京ともに

同じセットリスト。予想通り、東京では、アンコールが1曲多かった

ようです。ブログやツイッター、ミクシーなどの感想を見ると、

絶賛が7割、がっかりが3割という感じ。まあでも、ネットでは

悪く書かない人が多いですからね。リアルでのまわりの感想も

合わせて考えると、賛が6割、否が4割、といったところでしょうか。

ビッグネームのバンドは、プライスもビッグなだけに

期待もビッグなわけですから、すべての人を満足させるのは

至難の業ってわけでw



ライブレポでは書きませんでしたが、個人的にいちばん好きなのは

グレンです。で、今回、いちばん気になったのが、

グレンの声。歌うのがつらそうだった。

単純に年とって音域が

狭くなっただけなのかなあ。




タグ:イーグルス
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イーグルス大阪公演2011、ライブレポ。(セットリスト含む) [音楽の話(洋楽)]

イーグルス関連のライブは、よく見ています。
グレンフライのソロライブ、ドンヘンリーのニューイヤーイベント、
ジョーのサントリーホットライブ、もちろんランディマイズナーの
ライブも見に行きました。そしてイーグルス本体.
バンドとして見るのは4度目になります。
場所は、前回と同じ京セラドーム。大阪公演は、テレビや新聞で
繰り返し広告されていたので、チケットが売れていない、
そんな噂がありました。


コンサートグッズコーナー、Tシャツがメインです。
P1000785-417.jpg
P1000786-417.jpg
サイトで見ると、正直、なんかイマイチだなあ、
と思ってたんですが実物は良かったです。2種類購入w

17:00開場、19:00開演ということで、
早目に中に入りました。
最初は人がまばらだったけど、開演前には、ほぼ満員に。
さすがですねえ。大不況の街・大阪で¥12,000のチケットが
これだけ売れるんだから。

そして、このステージ。ものすごくワイド。
ビッグネームの証ですね。
P1000790-768.jpg
座席は、22列目103番。前回よりもかなり前。今回は
スクリーンではなく、肉眼で彼らの姿をとらえられそうです。
イーグルス4公演の中で、いちばんいい席かも。


イーグルス日本公演2011 3/1大阪京セラ ドーム

Glenn Frey、Don Henley、Joe Walsh、Timothy B. Schmit

Steuart Smith(g)Scott Crago(ds)Michael Thompson(key)
Will Hollis(key)Richard Davis(key)Al Garth(violin,alto sax)
LesLovitt(trumpet)Chris Mostert(alto sax,tenor sax)
Greg Smith(baritone sax)



第一部

ほぼ定刻通りに場内暗転。
1曲目は、スティーブヤングのカバー、
「seven bridges road」
見事なコーラス。でも、リズムが少し
ぎこちない気がしました。ライブは久々なのかな。

続いて、最新アルバムに収録されていた
J.Dサウザーの曲。ボーカルは、ドンヘンリー。
「How Long」
レコードを完璧に再現という感じ、うまいです。
ドンヘンリーがすごく太ったという印象。
正直、ミュージシャンには見えないなあ。

ここでMC、日本公演のトークの第一声はグレンフライ、
「こんばんは〜」という日本語でした。

続いて、ティモシーシュミットがリードボーカル。
「I don't want to hear anymore」

この後、早くも、おそらく人気NO1と思われる
あの名曲が登場。
「Hotel California」
ギターのイントロで、グレンフライとサポートギタリストの姿が
浮かび上がりますが、ドンフェルダーではないのが、やはりさみしい。
でも、このスチュアート・スミスというギタリスト。
かなりの腕前ですね。前回は、ドンフェルダーのコピーに徹してた
ように感じましたが、今回は微妙にフレーズを変えているようです。

ここまでのセットリスト、レコードコレクターズを読んだ方なら
わかると思いますが、昨年の最終ツアーとまったく同じ。
予想はしていましたが、今回のツアーは、昨年と同じ曲が
用意されているようです。

「peaceful easy feeling」
グレンフライがリードボーカル。
んん? なんか声が変わった? あんまり声が
出てない気がしました、とくに高音部。
途中、オオサカ、ジャパ〜ンなんて叫ぶ。

「I can't tell you why」

「witchy woman」
デビューアルバム収録曲、witchy woman(魔女のささやき)が
聴けたのはうれしかった。
でもコーラスの「witchy woman〜」の部分…
んんんん〜〜〜、
ランディマイズナーのあの力強いハイトーンが聴きたいw

「Lyin' Eyes」
この曲でも、グレンの声がのびてないな、という印象。
「Boys of Summer」
ドンヘンリーのソロ名義のヒット曲。
ドンもあんまり声が出てないみたい。MCでも
声がかなり枯れてたし。やっぱり久々のライブなのかな?

「In the city」
ジョーウォルシュ、もともとボーカルはふらつく人だけど、
ちょっと不安定。ジョーも、久々に歌ったって感じ。
でも、ギターはいいです。元気です。

第一部ラストは、おなじみのヒット曲。
「The Long Run」
この曲ではじめて、お客さんが立ち上がりました。
なんか、あんまり盛り上がらないままに第一部終了。



第二部

前回と同じように、第二部はアコースティックセットでスタート。
4人がイスに座りアコースティックギター
(ティモシーはベース)を演奏します。
選曲は、「ロングロードアウトオブエデン」が中心。

「no more walks in the wood」
「waiting in the weeds」
「no more cloudy days」
「love will keep us alive」
「best of my love 」
まさにレコードの再現。そつのない演奏とコーラス。
J.Dの「best of my love」もうれしい選曲でした。

「take it to the limit」
グレンがリードボーカル。

「long road out of Eden」
アルバム、タイトル曲。

再結成後のアルバムを中心とした、アコースティックな第二部。
耳に心地いいんだけど、個人的にはちょっと中だるみ。
イーグルスって、アメリカを代表するロックバンドだったわけでしょ。
それを脱してくれるのは、前回同様あの人かな?と
思っていたら、そうでした。弾くんだジョー!

「walk away」
ジェームス・ギャングの曲。
高年齢の観客が、ようやく重い腰を上げはじめましたw

「one of these nights」
個人的にいちばん聴きたかった曲。スチュアート・スミスの
ギターが一瞬聴こえなくなるというトラブル。
彼のせいじゃないんだけど、かなりあせっていたようだ。
そのせいで、ギターもちょっとミスったかな。

グレンによるメンバー紹介。

ジョーウォルシュと観客との掛け合い。

「life's been good」
「dirty laundry」
「funk #49」
このあたりから、やっとロックバンドらしい
演奏になってきました。
ジョーウォルシュの独壇場です。

そしておなじみのヒット曲でフィナーレへ。
「heartache tonight」
「life in the fast lane」

アンコール

「take it easy」
「desperado」

休憩15分を含む二部構成。
実質の演奏時間は、2時間40分ぐらい。
昨年のセットリストには、アンコールでもう一曲
「Rocky Mountain Way」が含まれていますが、この日は
省かれました。おそらく時間の関係だと思います。
名古屋や東京では演奏されるでしょう。


全体の感想としては、前回と同じ。不満と満足が半々。
聴きたかった曲は聴けたけど、
ライブとしては、面白みに欠けました。
う〜〜〜〜〜、熱いものが
あんまり感じられない(ジョー以外は)。
高揚感がないというか、
ノッてこないんですよね。
ライブではレコードを完璧に再現するというのが
ドンヘンリーの方針のようなので、しょうがないんでしょうけどね。
アドリブは許されず、ソローパートまで厳しく
チェックされるそうですが、一音の違いもない完璧な
ルーティンワークじゃね〜、緊張感は生まれないと思います。
言い換えれば、イーグルスライブは、そのツアー中、
おなじセットリスト、おなじ演奏。いつどの場所で見ても、
変わらないってわけ。ボブディランとは正反対ですね。

ライブのクオリティとしては、前回よりかなり
落ちるんじゃないかな。PAやマイクの不備もあったし、
声もあんまり出てなかった。演奏も、まだまだ
完璧主義のドンが求めるパフォーマンスにはほど遠いって感じ。
リハ代わりとまでは言わないけど、
多少その意味合いもあるのかな。
初日っていうのは、ライブの質が、
みんな良くないんでしょうけどね。

いろいろ文句ばっかり書いてますが、
でも、イーグルスを見れて良かった。
おそらく最後だろうけど、もしまた来日したら
見にいくと思います。

なぜ、そんなにイーグルスにこだわるのか?
う〜ん、それは、リアルタイムで「ホテルカリフォルニア」を
聴いたからだと思います。アメリカに憧れ、
メイドインUSAファッションを纏っていた世代だからでしょうね。
あの時代、最高峰のロックバンドがイーグルス。
その姿を最後まで見届けたい、みたいな感覚ですね。


セットリスト

Seven Bridges Road
How Long
I Don't Want to Hear Anymore
Hotel California
Peaceful Easy Feeling
I Can't Tell You Why
Witchy Woman
Lyin' Eyes
Boys of Summer
In The City
TheLong Run

2部
No More Walks In The Wood
Waiting in the Weeds
No More Cloudy Days
Love Will Keep Us Alive
Best of My Love
Take It To The Limit
Long Road Out Of Eden
Walk Away
One Of These Nights
Life's Been Good
Dirty Laundry
Funk #49
Heartache Tonight
Life In The Fast Lane

アンコール

Take It Easy
Desperado

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