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安藤美姫選手、難病と闘う男の子とのエピソード。 [スポーツ]

バンクーバーオリンピック、昨日の女子フィギュアスケート・
ショートプログラムに出場した安藤美姫選手。
難病と闘う男の子とのエピソードが紹介されていました。
いい話なんで、引用させていただきます。

 2008年のはじめ、難病と闘う各務宗太郎君の事を新聞で知った
安藤選手が、励ましの手紙をおくり、ふたりは知り合いになりました。
 その年の2月、安藤さんは、病院を訪ねて、宗太郎君と対面。
直前に行われた四大陸選手権で獲得した銅メダルをかけてあげました。
 この頃、安藤選手は調子が上がらなかった時期、苦しみながら
手にした銅メダルでした。その時、安藤選手は
「五輪では金を取るからね」と、宗太郎君と約束。
五輪をめざしトレーニングを続けました。

 その後、宗太郎君は、難手術を受けるため、渡米。08年3月に手術し、
経過観察のために、そのままアメリカの病院に入院。当時、安藤選手の
拠点はアメリカ。病院から車で約1時間ほどの場所でトレーニング
してしたので、練習の合間に何度もお見舞いにかけつけ、
宗太郎君を励まし続けました。
 ところが9月になって、宗太郎君の容態が急変。連絡を受けて
安藤選手もかけつけましたが、そのまま静かに息を引き取りました。

昨日のショートプログラムが行われたパシフィックコロシアムの
観客席には、宗太郎君のお母さんの姿もあったそうです。
この日、安藤選手が選んだ、テーマ曲は、
モーツァルトの「レクイエム(鎮魂歌)」。
このプログラムは、亡きお父さんに捧げるとともに、
亡き友への思いも込められていたのかもしれませんね。


(引用)yomiuli online/美姫、氷上の鎮魂歌




タグ:いい話
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病気の子供たちに、テディベアを。 [スポーツ]

アイスホッケーでは、「Teddy Bear Toss」というイベントが

よく行われるのだそうです。これは、選手がゴールを決めたら

ファンがテディベアをリンクに投げ込むというイベント。

そのテディベアは病気の子ども、あるいは恵まれない子どもたちに

プレゼントされるんだそうです。

選手たちも、子どもたちのことを思って、いつも以上に

気合いが入るんじゃないでしょうか。

心あたたまる、いいイベントですよね。



プロアイスホッケープレイヤー、高橋一馬さんが、今年の一月、

ブログでその模様を綴っています。
このイベントは北米ではポピュラーな行事で、多くの地域で行われています。クリスマス前によく企画され、買ったものでもいいし、お古でもいいので、みんなでぬいぐるみを持ち込もうというものです。本当素晴らしい企画だと思います。(ゴールを決めたらぬいぐるみ)





リンクに舞い落ちる、たくさんの愛、その光景は、感動的です。






タグ:いい話
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藤井投手の思いを胸に、工藤公康、46歳のチャレンジ。 [スポーツ]

16日、西武球団事務所で、工藤投手の入団会見が開かれた。
46歳、今年のベイスターズでの成績を見れば、そろそろ限界。
なぜ、そこまで現役にこだわるのかと疑問に思っていたが、
工藤投手は、ある特別な思いを持って野球にのぞんでいることを
ニュース番組のインタビューで知った。

1994年、常勝軍団、西武ライオンズのエースだった工藤は、
FA宣言し、福岡ダイエーホークスに移籍した。
役割は、言わば優勝請負人だった。
しかし、当時のホークスは弱小チーム。
負けても、あたりまえ。そんな雰囲気がチーム内に漂っていた。
そこで、工藤は、選手の意識改革をすることを決意。
憎まれ役となって、若手たちを厳しく指導した。
しかし、それによって選手たちとの間に溝が生まれ、
工藤は孤立しそうになった。それをひとりの選手が救った。
藤井将雄投手だ。彼は、工藤を兄貴分として慕うとともに、
工藤と若手とのパイプ役にもなった。工藤の指導に、
めげそうになる若手をなだめ続けたのだ。
「もし藤井がいなかったら、ボクは完全に孤立していたかもしれない」。
そのようなことを工藤はインタビューでしゃべっていた。

工藤の加入により、優勝を争うようなチームへと変貌を遂げていった
ホークス。弟分の藤井も、中継ぎのエースとして大活躍。
1999年には、ホールド王のタイトルを獲得し、ホークスの優勝の原動力となった。
工藤と藤井、この二人はまさに、ホークス投手陣にとって
欠かすことのできないコンビとなった。
しかし、その年のオフに、工藤は、優勝を置き土産に、
読売ジャイアンツへ移籍。
藤井とは別のユニフォームを着ることを選んだ。
移籍の直前、藤井は工藤に「行かないでくださいよ」と声をかけたそうだ。
しかし、この時、藤井はすでに病魔(肺がん)に侵されていた。

2000年、工藤はジャイアンツで先発の一人として活躍。
一方、藤井は、病魔との戦いだった。肺がんであることは
本人には告げられず、入退院を繰り返しつつも、練習に参加。
「もっと投げたい」が口癖だったようだ。
そして10月、ダイエーホークス、リーグ優勝。
それを見届けた後、藤井将雄は、31歳の若さでこの世を去った。
葬儀には工藤も参加、ホークスの選手と一緒に棺をかついだ。
この年の日本シリーズは、ホークスとジャイアンツの戦いとなったが、
工藤は、藤井の遺骨をしのばせて先発したそうだ。

「ボクは、自分の意志でユニフォームを脱ぐことはしない。」
 雇ってくれる球団がなくなったら、それが引退の時。
 それまでは、どんなことがあっても野球を続けていこう、
 と9年前に決めたんです。」そのようなことを工藤投手は語っていた。

野球をやりたくてやりたくて……。
でも、できなくなった人たち。
そういう人の思いを背負って、
2010年、46歳の投手がマウンドに上がる。
背番号は55。藤井の背番号15にちなんだものだ。

がんばれ、工藤!!!

(以上、敬称は略させてもらいました)(参考引用/朝日新聞11/17朝刊)



これも会見で話しましたが、ダイエーホークス時代に一緒に戦った仲間である 藤井将雄が背番号15番をつけていたので、その番号の一つを取って55番にしました。今の僕にはすごく似合いの番号ではないかと思いますが。来年、もう一年できる喜びを感じながら、自分自身の出来うる限りの思いを西武のためにぶつけてみようと思っています。(工藤公康オフィシャルブログ




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野球も終わったしww [スポーツ]

ブログに野球のこと、ほとんど書いてませんが、野球は大好きです。

で、ホークスファンなんで、今年の野球は終わりましたww

やっぱダメだったなあ。「IP野球」で、順調な時もありましたが、

故障者が続出でふんばれなかった。

でも秋山さんも一年目だし、これからですよね。

クライマックスシリーズ、相手の監督がホークスのOBなんで、

複雑な気持ちで見てました。でも、がんばって、できれば日本一に

なってほしい。野村さんの解雇騒動でごちゃごちゃしてるようですけど、

花道ってことで、選手はがんばるんじゃないかなあ。

気持ちの問題って、スポーツでは大きいですからね。



野球関係のいちばんの関心ごとはマリナーズを退団した

城島健司選手のこと。関西の某球団とかも

狙ってるみたいだけど、ホークスしかないでしょう。

よそへ入団したら、ファンは許しませんよww 球団をねww




タグ:プロ野球
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イチローとタイガーウッズの共通思考。 [スポーツ]

イチロー選手、9年連続200安打達成。14日、15日は、テレビ、新聞は
もちろん、ネットもそんなニュースであふれかえっていましたね。
イチロー選手は、力のある言葉を発する人。
インタビューのたびに、名言・名句が量産されます。
今回も、いろいろ載っていました。

「ぼくはナンバーワンになりたい人。この世界で生きているからには、
 オンリーワンでいいなんて甘いこと言うやつが大嫌い」

「手が早い人はダメですよ、何をやるにも。手を出さないために
 どうするかを考えているのが僕。手を出さないからヒットが出る
 ということでしょう」

「これでよしという形は絶対にない。でも今の自分の形が最高だ、
 という形を常につくっている」
              (参考引用/朝日新聞0914夕刊、0915朝刊)



なかなか深い言葉ですね。でも、ここからが本題です。
今回の報道で、私が一番おもしろいなと思ったのは、イチロー選手本人の
メッセージではなく、チームメイトの声です。
それは「イチローを語ろう」と題された、城島健司選手の談話。
それにこんなことが書かれてました。

(イチローの思考)
 いい打球を打った後、僕ら普通の打者は「落ちろ!」「抜けろ!」と
 思う。でも、その打球が野手に捕られたときは、ショックが大きいじゃ
 ないですか。イチさんは打った後、「捕れ!」と意識している。打った
 後の出来事は、自分で制御できないというのが理由。アウトになる
 と思った打球が、野手の間を抜けると、精神的にプラスになるんですって。
 その考え方は理解できるけど、真剣勝負の場で、
 そう思える選手はいないですよ。
     (城島健司談 参考引用/朝日新聞0915朝刊「イチローを語ろう1」)

すごい考えですよね。でも、こういう考えしている人、他にも
いたような?……と記憶をたどってみると、いましたね。
ゴルフ界のスーパースター、タイガーウッズです。
(自分のブログからの引用ですが)

(タイガーウッズの思考)
 最終ホールで、相手がパットをはずすと優勝が決まる。
 そんな時、どう思うか?何を願うか?
 タイガーは相手が打った瞬間「入れ!」と願う。
 なぜ、そうするか?
 それは、「はずせ!」と願った場合、もし相手が入れたら、
 テンションが下がり、あせりが生じて次のプレーに
 影響するから。
 「入れ!」と願っておけば、もし相手がパットを決めても、
 平静でいられる。テンションをさらに高める事ができる。
       (当ブログ/スーパースターのマインド。)


違うスポーツだけど、どちらも天才とまで讃えられる超スーパースター。
これは、そんな二人のマインドの共通点ではないでしょうか。
自分でコントロールできない、相手まかせのプレイの時は、
相手の成功を念じる。そうすれば、相手の成功に平静でいられる、
もし逆なら大きなプラスとなって有利になるということなんでしょうね。
勝負の場に大切なのは、気持ちのコントロール。
そういうことを物語ってるような気がします。

仕事はもちろん、恋愛、プロポーズ、
人生にはいろんな勝負の場がありますから、
二人の天才を見習ってみるのもいいかもしれませんね。



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ホークスは、「IP野球」で強くなった? [スポーツ]

プロ野球パシフィックリーグ、前半戦2位と好調の
ソフトバンクホークス。この結果は、ファンとして、
正直、びっくり。ここまでやれるなんてね〜。
今年、監督が、王さんから秋山さんへと
バトンタッチされ、コーチ陣もかなり入れ替わりました。
しかし、選手補強はどちらかというと地味目。
戦力的には昨年とそう変わらないのではないかと思っていました。
松田はケガするし、多村はあいかわらずの出遅れ。
予想通りのスタートで、今年もダメかななんて思って
いたんですが、オーティズが入団した頃から
流れがよくなってきましたね。

で、前置きはこのへんにして、この好調を支えているのは、
「iPhone 3G」なのかもしれない、という記事が掲載されていました。
以下、nikkei net(it plus)より引用

シーズン前、福岡ソフトバンクホークスは、秋山幸二新監督をはじめ選手やコーチ全員にチーム専用アプリを内蔵したiPhone 3Gを配布した。チーム専用アプリは、選手名を選んだ後、試合日や対戦チームなどから特定の打席を検索すると、そのときの映像が配信されるというものだ。ヒットやホームラン、三振、犠打といった結果の一覧からも映像を探して再生できる。移動時間中でも自分のスイングの癖や相手ピッチャーの特徴などを動画で確認できるようになっている。

実際に選手はiPhone 3Gをどのように活用しているのか。チームで最もiPhone 3Gを使いこなしているという、小久保裕紀選手(背番号9)に話を聞いた。小久保選手は「チーム特製アプリで、映像をよく見ている。自分の打席だけでなく、しばらく戦っていない相手投手の映像などを見ている。どれも同じ角度から撮影した映像なので、比較がしやすくてわかりやすい」と語る。

前半戦2位 ホークス復活の陰に「iPhone 3G」(nikkeiNET)


iPhoneだけで強くなったとは思えませんが、役に立っているのは
間違いないでしょう。ID野球って言葉がありますが、
これはIP野球ですね。笑

ただ、ケガ人、増えてきたから、後半戦は要注意だと思うけど。
がんばれ、ホークス。





タグ:プロ野球
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侍ジャパン、WBC連覇!! [スポーツ]

野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は23日(日本時間24日)、決勝が行われ、日本が延長戦の末、韓国を5―3で破り、連覇を遂げた。日本は1―1と同点の七回、中島の左前打で1点を勝ち越し。八回に岩村の犠飛で1点を加えた。その裏に犠飛で1点差とされ、九回には抑えのダルビッシュが2四球と左前打で同点に追いつかれた。しかし、延長十回、二死二、三塁からイチローが中前打を放ち、2点を勝ち越し。接戦にけりをつけた。(YOMIURI ONLINE)


最終回、まさかって感じでダルビッシュが
打たれて同点。
延長になって、日本が奮起して
二死二、三塁のチャンス、
ここで打席がまわってくるのが
スーパースターなんですよね。
それを見事、
ものにしたイチロー、やっぱすごいなと思いました。

結果良ければすべて良し、
という傾向がある日本のマスコミ。
監督、コーチ陣は今回、
褒め讃えられるんだろうけど、
負けてたらボロクソだったでしょうね。
今日のスタメンもええっ??と思ったし。

でも、良かった。
MVPは松坂だそうですが、岩隈でも
良かったですよね。ネームバリューかな?


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WBC準決勝。 [スポーツ]

午前中は、今日も事務所でWBC観戦。
いいのか、こんなことしていて。
ま、でも、仕事なんにもないし…。[たらーっ(汗)]

それはおいといて、
日本チームがんばりましたね。
やっぱり川崎はスタメンで使うべきだ。
ベンチにおいておくのはもったいない。
明日の相手はサウスポーでしょうが、
スタメンで使ってほしいものです。

しかし明日は、またまたまたまた韓国戦ですか。
球数制限とか、?が多いWBCですが、
いちばんの違和感がこれ。同一チームとの
戦いが多すぎますよね。ベネズエラとの
試合は一回もなかったわけだし。

もうひとつの違和感。テレビ見ててずっと気になって
いたのが、球場の看板。バッターボックスのちょうど後ろの
壁にでっかく映し出されていた日本語の広告です。
海外の球場なのに、なんで日本語?
しかも、しょっちゅうスポンサー変わってるし?
と思っていたら、これ実はバーチャル広告だそうです。
実際の壁には何も書かれておらず、位置検出技術というのを
使って、実写映像にCGで広告を合成、映像配信しているんだとか。
広告もいろいろと変化してるんですね。
(こういう媒体事情はぜんぜん知りません。笑)
でも、正直、この広告、観戦のじゃまでした。
もう少し控えめにしてもいいんじゃないっすかね〜。

WBC中継のバックネット広告は「ヴァーチャル広告」



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やったぜ!侍ジャパン。 [スポーツ]

な〜んてタイトルを付けましたが、
まだ野球は、はじまっていません。
期待を込めて、勝つものと信じて、のタイトルです。

で、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)ですが、
昨日韓国に負けた日本チームが今日、準決勝進出を懸け、
敗者復活2回戦でキューバと対戦します。
昨日の試合、ずっとテレビで見てましたが、
かなりイライラする試合内容でしたね。
前回とは違って、なんか選手に覇気がないな〜。
原因は、(勝手な想像ですけど)笑
イチローの不振と、監督の遠慮&采配。
イチローの存在って、たぶん、選手にとっても
すごく大きなものなんじゃないでしょうか。
ただの一選手じゃなくて。
だから、彼が元気ないと、チームが盛り上がらない。
プレイはもちろん、もっともっと声出して、チームを
引っ張ってくれないと…。
後、監督が選手に遠慮してるように見えますね。
サイン出さないし、調子悪い選手使うし。

もうすぐはじまるキューバ戦、
打線を大きく入れ替えても
いいと思うんですけどね。
城島が当たってるから彼をキーにしてもいいし、
チームに覇気がないから、元気者の川崎を
使うって手もある。彼は代打タイプじゃないから
途中から出すのは意味がないと思いますね。
岩村ははずしてもいいんじゃないでしょうか。
イチローをはずせって意見の人も
いるんだろうけど、イチローはね〜、
……どうなんだろう。
やっぱり、あの人は、いないとね、
ダメだと思うんですよね。ただ、もっともっと
喜怒哀楽を表に出してほしい。ダメならダメで
チームを奮い立たせる手ってあると思うし。
あと、原監督は、もっともっとサインを出して
選手を動かしてほしいな〜。

あっ、もうすぐはじまりますね。

イチロー、原監督、
昨日とおんなじじゃダメだぞ。




15:40追記

やりましたね〜。
これで2大会連続ベスト4だ。
岩隈、杉内、お見事!!!
イチローも打ったし。
そうそう、岩村選手もがんばりましたね。
変なこと書いてすいません。

明日は、リベンジ。
ま、でも決勝ラウンドの方が大事ですけどね。


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タイガース敗退で感じたこと。 [スポーツ]

クライマックスシリーズで、阪神タイガースが、
中日ドラゴンズに破れました。これによって
日本シリーズ進出への道がなくなり、昨日の試合が、
岡田監督にとってのラストゲームになってしまいました。
今年のタイガースは強かった。途中までは、優勝まちがいなし
という状況。なのに、ある時期から急に失速し、
リーグ優勝を逃しました。私は、パリーグファンなので、
その過程を客観的に見ていました。
一時はだんとつの強さだったわけですから、
ファンとしては、絶対にクライマックスシリーズで勝ってほしい、
なんとしてでも日本一になってほしい。
そんな思いが強かっただろうと思います。
そうでないと、やりきれないですよね。

ところが、クライマックスシリーズがはじまる前に、
岡田監督が辞意を発表しました。この大切な時期になぜ?
無責任じゃないか?という声も、まわりから聞こえてきましたが、
これは岡田監督が、ひとつの「懸け」に出たんじゃないかという
気がしていました。あえてシリーズ前に発表することで、
選手の発奮をうながそう、士気を高めよう、
急に勝てなくなったチームにカツを入れるには、
それしかない、そう思ったのではないでしょうか。
この発表により、選手たちは、なんとか監督に、日本一という花道を
飾らせてあげたいという気持ちでいっぱいになったようです。
しかし、それとともに、大きなプレッシャーにも包まれてしまった。
それが、この結果ではないでしょうか。

タイガースと同じような状況だったのが、今年のソフトバンクホークス。
昨年のシーズンオフ、王監督は、選手たちに、
監督としてのラストイヤーであると告げていたそうです。
それを告げることで士気を高めようとしたのでしょう。
ところが、今年のホークスは、プレッシャーで
選手たちガチガチになってしまった。
なんとか監督に日本一を、という気持ちが強すぎたのです。
王監督は、今年の辞任会見で、「私の監督としての一番のミスは、
昨年、選手たちに、今年でやめることを告げたことだ。それによって
よけいなプレッシャーを与えてしまった」という言葉を残しています。

時の流れとともに、野球も変わっていきます。選手もそうです。
昔の選手たちは、個性的で、やんちゃな人が多かったように思います。
酒のにおいをプンプンさせながら打席に立つ。そういう選手も
珍しくなかった、と聞いています。それは、ほめられる
ことではないんでしょうが、そんな状態でも彼らは活躍した。
ファンを魅了するプロらしい豪快なプレイを
見せてくれた。だから監督も注意しない。
そういった選手たちはプレッシャーなんて
ものともせず、監督の花道となる試合で、期待に応えました。
王監督、最後の年、昔の選手たちなら、
絶対胴上げしていたはずです。
岡田監督辞任、間違いなく、
クライマックスシリーズを制覇。
今年の日本シリーズは、
ホークス VS タイガースとなっていたことでしょう。

いまのプロ野球、まじめでおとなしい選手が増えましたね。
野球人気が下がってきたのは、
そのへんのことも関係あるんじゃないか、という気もします。



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