チケットをどうしようか、ずっと迷っていた
今年のイーグルス来日公演。
金額もそうだけど、場所がねえ。ドームじゃねえ。
前回も、ほとんどなんにも見えずスクリーンを
見てただけだし。
と思いながら、結局はチケットを買ってしまいました。

で、買ってなかった最終リリースのアルバムを
ようやく手に入れました。
28年ぶりになるスタジオ録音フルアルバム。
そして2枚組。というわけで、
彼らがものすごくチカラを入れたであろうレコードですね。

朝日新聞の5日の特集「うたの旅人」がイーグルス。アルバム
「ホテルカリフォルニア」で、手にした栄光、そしてバンドの崩壊、
解散のことにも触れられていました。ホテルカリフォルニアの
大ヒットで、ドンヘンリーに大きなスポットが当たった。
それにより、ドンとグレンのツートップだった均衡が崩れ、
ドンヘンリーメインになって溝ができ、それがどんどん広がっていった。
というのが解散の大きな理由のひとつだそうです。
アルバムが記録的に大ヒットすると、その次のアルバム制作は、
ものすごくプレッシャがかかる。そのうえ、
ドンヘンリーという人は完璧主義者で、レコーディングにも
ライブでのパフォーマンスにも妥協を許さなかったようで、
それがメンバー全員の重圧になっていたようですね。

その記事でおもしろいな、と思ったのは、
カントリーからロックへと舵をきったのは、
ドン&グレンだったという記述。
当時、昔からのイーグルスファンは、ジョーウォルシュの
加入をすごく嫌がって、悪者にしてました。
「ジョーがイーグルスをハードなロックバンドに
変えてしまった」なんて。
でも、どうやら、ドン&グレンは
元々ハードなロックをやりたかったようですね。
「テイクイットイージー」のヒットでイメージが
ついてしまい、それを崩せなかったとのこと。

この2枚組アルバム、もちろん、ドンヘンリーも
いろいろと口を出しただろうけどww、
いい意味でのレイドバックした雰囲気を感じます。
でも、それは
決して枯れたというイメージではないし、
前に進んでる感じがする。現役のロックバンドだと思います。
どの曲を聴いても、ああ、イーグルスだなあ、って感じ。
ドン&グレンの配分というか、均衡も取れてるんじゃないでしょうか。
ジョー・ウォルシュもすごくいい。

残念なのは、やっぱりドン・フェルダーの脱退ですね。
脱退というより解雇らしいけどw
(そういえば、告発本が出てるらしい)






ロング・ロード・アウト・オブ・エデン

  • アーティスト: イーグルス
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/03/04
  • メディア: CD