震災前は、忌野清志郎さんのアーカイブ・ボックスに入ってた
「蔵の中からこんばんは」というアルバムを
聴いてたんだけど、ライブアルバムということもあって
テンションが高い。だから今の気分ではちょっとつらい。
というわけで、最近ずっと聴いているのが、こちら。
木村充揮さんの新譜。Kimura sings Vol.1 Moon Call。
木村さんお得意のカバーアルバムです。


で、このアルバム。Vol.1のタイトルが示すように、
二ヶ月連続でリリースするアルバムの第一弾。
ナットキングコールの曲をカバーした、初のジャズアルバムです。
木村充揮×JAZZ。必然的な出会いというか、
いつか必ずそこへいくだろう、とファンなら誰もが
思ってたんじゃないでしょうか。
もちろん、その組み合わせは何の違和感もなく、
素晴らしい出来。近藤房之助さんとのユニットでの
アルバムより好きだなあ。

ひとつだけ残念なことがあります。
それは全曲日本語じゃないこと。
半分が英語なんですよね。
上田正樹さんに関してもそうなんですけど、
やっぱり日本語で歌ってほしいんですよね。
木村さんがいたバンド憂歌団の
いちばんの功績は、
ブルーズを日本語で歌ったことなんじゃないか、と
今でも思ってます。

でも、好きです、このアルバム。
みんなすごく疲れてると思うけど、
そんな心をスーッと癒してくれます。

ジャケットの中面の写真を見て、んん!と
思って、写真のクレジットを見ると、
やはり、知ってるカメラマンでした。
うちの子の写真を撮ってもらったこと
あるんですよね。
写真も素敵です。



1. Smile (Violin version)
2. Unforgettable
3. Mona Lisa
4. Don’t get around much anymore
5. L-O-V-E
6. Stardust
7. Caravan
8. On the street where you live
9. It’ s only a paper moon
10. Smile (Strings version)


Kimura sings Vol.1 Moon Call

  • アーティスト: 元岡一英,井野信義,小山彰太,高木潤一,四家卯大,清水一登,太田恵資,渋谷毅
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2011/03/09
  • メディア: CD