今年で40周年を迎えた「祝春一番コンサート」。数えたことないけど、
見るのは何回目になるんだろう? 初めて行ったのが、復活した95年。
次は、2000年か、2001だったかな? 以来、毎年欠かさず行くように
なったんですが、病弱の娘が生まれて、それどころではなくなり、
しばらくお休み。数年前から、また行くようになりました。
その間、何度も「今年で最後」という噂が流れましたが、40年目。
2011年も無事開催されました。ボランティアで成り立ってる
イベントのようだし、たいへんなんでしょうね。
福岡風太さんとともに、このイベントを支えてきた
あべちゃんこと阿部登さんが昨年11月28日亡くなりました。
あべちゃんのいない初めてのハルイチ。
予想通り、あべちゃん追悼ムードの漂うコンサートになりました。

そうそう、ハルイチの撮影。今年からダメになったようです。
このイベントでは、みんなあたりまえのように写真やムービーを
撮ってました。ミュージシャン同士も、撮り合いっこしてたしw
でも、今年は、はっきりと撮影禁止と掲示されていたようです。
例年通りかな、と思って、ちょこっと撮ってしまった……すみません。
で、雰囲気だけわかるレベルで、控えめに載せます。
残念だけど、本来はダメなものだろうし。しょうがいないですね。
ハルイチの掲示板を見ると、抗議してる人もいるようですが。

祝春一番コンサート2011 5月1日 服部緑地野外音楽堂

出演者

誰がカバやねんロックンロールショー
家紋料(vo,g)松浦円一郎(d)DONメグ(b)遠藤冬樹(sax)
藤田隆(g)アモーレ猪熊(vo,key)

小雨の中、11時の開場と同時に演奏がスタート。
トップバッターは、誰カバでした。
誰カバといえば、ダンシング義隆さんの絶妙なトークが
魅力のひとつなんですが、メンバーの中にいない。
アレッ?と思ってググってみると、「勘当中」とのこと。
やっぱり、あの人がいないと、パワーダウンですね。残念。

〜Hidemaro Blues Time〜
この日のハルイチ前半は、憂歌団の元マネジャー、
奥村ヒデマロさんプロデュースによるブルースセッションでした。
ハウスバンドは、FOUR ACES。
小竹直(vo,g)島田和夫(d)田中晴之(vo,g)東ともみ(vo,b)+井山あきのり(vo,pf)

THE TWINS
ホンカーズFOUR
長見順
おなじみのマダムギター、長見順さん。
直前は、福島にいたそうです。
ブルースやジャズというジャンルの場合、
英語で歌うミュージシャンが多いのですが、
長見さんは、日本語のブルースを聴かせてくれました。
そういえば、ハルイチの出演者は、カバー曲でも、
ちゃんと日本語に訳して歌う人が多いですね。

naoshin
トシ新町
歌屋BOOTEE
FOUR ACES

最後は、セッションになりました。

モーリー
アチャコ(vo)&フレンズ
仲豊夫(g)ベーカー土居(d)浜 勝良(b)ミキちゃん(vo)
増田俊郎(g)モーリー宮本(sax)
ハルイチ常連のアチャコさん率いるバンド。昭和期の伝説の
漫才コンビ「エンタツ・アチャコ」の花菱アチャコのお孫さん。
この日は、増田俊郎さんがつくった新曲などを披露。
そのうち一曲は、「世界の国からこんにちは」の
替え歌(反原発ソング)でした。

大塚まさじ

この日のMCは、すべて福岡風太さん。
その風太さんから、雨男だと紹介されて
大塚まさじさん登場。阿部登さんは、大塚さんのマネージャーも
勤めていたそうで、マネージャー時代のエピソードが紹介されました。
ギターはおなじみ長田TACO和承さん。

押尾コータロー

ハルイチが育てたビッグネーム、押尾コータローさん。
有名になってもかわりませんね。
アマチュア時代、大塚まさじさんが好きだったそうで、
この日の出番は、その大塚さんの後。昔、よく練習していたという
ディランセカンドの歌を、少し歌ってくれました。

シバ
北京一・北京二

元漫才師、そして元Soo Baad Revueのボーカリストでもある
北京一さんが、かつての漫才の相方、北京二さんと登場。
チラシには漫才と表記されていましたが、バンドと共に現れました。
曲は、Soo Baad Revueの「おおきに」など。
そして、演奏の後に、漫才を披露。

ハンバート ハンバート
昨年、このイベントで初めて見た、ハンバート ハンバート。
ボブディラン、西岡恭蔵、高田渡など、
渋めのミュージシャンのカバーで知られる男女二人組デュオです。
今年は、キャンディーズバージョンの「春一番」でスタート、
西岡恭蔵さんの「春一番」や、「生活の柄」などを歌ってくれました。

栄篤志
山下洋輔

阿部登さんは、この人のマネージャーでもありました。
この日のトリ、山下洋輔さんが、米田裕也さん(sax)
熊本比呂志さん(per)を伴って登場。
生で見るのは初めてでしたが、貫禄のパフォーマンス。
鍵盤を、肘や拳骨で、バンバン叩いていました。
まさに、すごいのひとこと。

アンコール
山下洋輔&ハンバート ハンバート

アンコールは、ハンバート ハンバートが加わりました。
めったに見られない、共演でしょうね。
阿部登さんが作詞・作曲した「何も考えない」「オーイ オイ」を演奏。
喜んだでしょうね、あべちゃん。








オーイ オイ LIVE in 白頭山 / LIVE「キラーワンストリング」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ASIA RECORD
  • 発売日: 2011/05/01
  • メディア: CD