子どもができると、親になる、父になる。
すると、いろいろと変わるんですよね。
わかってくる、いろんなことが。
そして、やさしくなりますね、
見方も変わる。特に自分の親に対して。
月並みな表現だけど、ありがたみがわかるというか。

その逆に、過去をふりかえって
あのとき、うちの親は、
親としてダメだったんじゃないの?
みたいな部分も見えてくる。
良くも悪くも親がしてきたことが
参考になるというか。

親でもあり、子でもある自分。
自分の子どもと接しながら、子どもとして
親に接する。親との接し方も変わった
ような気がします。
男はみんなマザコンなんて
言われたりしますが、
マザコン度はアップするんじゃないかな?

で、長い前置きはこのへんにして本の話。
角田光代さんの「マザコン」を読みました。
元々読書好きなんですけど、小説読むのは久しぶり。
リーディンググラス購入を記念しての第一冊目
というわけです。

内容は、母と娘、母と息子を題材にした短編集。
なんというか、かなりヘビーな内容でした。
子どもの目線でいろんな母が綴られていますが、
女性独特の感性というか視点なんでしょうね、男の
私にはピンとこない部分も。
読後の感想は、男性と女性では、かなり
違うんじゃないでしょうか。

実は、この文庫本、本屋さんで
表紙につられて買ったんですよね。
それが、これ。

かわいいでしょ。

ちなみに、単行本の表紙は、こちら。

内容からすると、こっちの表紙の方が
合ってるように思いますけどw
まあでも、おもしろい本です。





マザコン (集英社文庫)

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/11/19
  • メディア: 文庫



マザコン

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/11/04
  • メディア: 単行本