「くいだおれ」を引き継ぎたい、「くいだおれ人形」を引き取りたい。
そんな依頼が100件以上、問い合わせの電話が後を絶たないと言う。
「くいだおれ」の閉店が発表されて以来、店は大にぎわいで、
いままでの2倍の来客数だそうだ。なくしてわかるありがたさ、
ということだろう。
今からちょうど6年前、meets Regionalという雑誌の表紙を
「くいだおれ人形」と有山じゅんじさんが飾った。



大阪の街は、どの街とも違う、大阪の街はブルースだ、
そんな言葉とともに、
街のスポットが紹介されていた。
あれから大阪はめまぐるしく変貌していった。
「きたない」というものは「きれい」なものに、
「古い」といわれるものは「新しい」ものに変えられていった。
ミナミ、そして天王寺。ブルースを感じる場所が、
大阪からどんどんなくなっていってるような気がする。