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ボズ・スキャッグス、アル・スチュワートの新譜。 [音楽の話(洋楽)]

70年代から80年代にかけて、音楽のジャンルにAORというのが
ありました。これはAdult Oriented Rock(おとな向けのロック)の略で
日本で勝手につくった言葉だと思っていましたが、Wikipediaによると
そうではないようです。AORはアメリカで生まれた言葉で、
Audio Oriented Rockの略、音を重視したロックというひとつの
ジャンルのことだそうです。その解釈の部分を日本で独自に
Adult Oriented Rockとし、ひとつの音楽カテゴリーとして普及したようです。
このAORというジャンル、当時は、その定義もかなりあいまいだった
ような気がします。日本では、どちらかといえば、ロックよりポップス、
聞きやすく覚えやすいメロディアスなサウンドがそう呼ばれていました。
AORという言葉、今ではまったく使われなくなりましたが、当時、
そんなジャンルでくくられたアーティストたちは、今も元気なようです。

というわけで、AOR系の新譜情報。
ひとつは、ボズ・スキャッグスの新譜。
ボズといえばAORの象徴と言ってもいい人。
「ウィ・アー・オール・アローン」(参考:YouTube)をはじめ数々の
ヒットを放った人で、この人が、AORという
ジャンルを日本で流行らせたと言っても
過言ではないでしょう。AORブームが去った後、
しばらくは音楽から遠ざかっていたようですが、
88年「アザー・ロード」でカムバック。
その後は、地道にアルバムをリリースしています。
この人は、元々ブルースやR&Bが根底にある人、
復帰後リリースしたアルバムには、そんなボズのルーツが
色濃く現れていたものもありました。個人的な
フェイバリットは、古い古い曲、デュアン・オールマンと共演した
ブルースナンバー「LOAN ME A DIME」 (参考:YouTube)です。
で、新譜なんですが、前作「But Beautiful」と同様、
ジャズのスタンダードを歌ったアルバム。
前作も新譜も聴いてないんで、なんとも言えないんですが、
あのボズがジャズのスタンダードに挑戦。興味はありますね。


もうひとつは、「イヤー・オブ・ザ・キャット」(参考:YouTube)という
大ヒットを放ったスコットランド出身のシンガーソングライター
アル・スチュワートの新譜。
この人がAORというジャンルに入るのかは、よくわからないけど、
ジェフ・ポーカロ、ラス・カンケルらが参加した「24carrots」は
AORアルバムと言えるかもしれません。
日本では、76年発売のアルバム「Year of the cat」から
80年の「24carrots」あたりまでが全盛期。81年の
ライブアルバム以降は、輸入盤でしか、
その歌声は聞けなくなりました。日本では、すっかり名前が
消えて「イヤー・オブ・ザ・キャット」の一発屋的な
イメージを持ってる人も多いようですが、海外では
その後も地道に活動中。今もそのやさしい歌声のファンは
多いようです。新譜のタイトルは、SPARKS OF ANCIENT LIGHT
9月にリリースされています。

Al Stewart - the making of Sparks of Ancient Light

※下記は輸入盤のリンクです。



Speak Low

Speak Low

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Decca U.S.
  • 発売日: 2008/10/28
  • メディア: CD






Sparks of Ancient Light

Sparks of Ancient Light

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: CD





タワーレコード


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