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ボブ・ディラン日本公演2010を、ブログで読む。 [音楽(ボブ・ディラン)]

3月29日で終了したボブ・ディラン日本公演。初日のライブレポは、
ロッキング・オンに載ってましたが、全公演レポが掲載された
雑誌、発売されるとうれしいんだけど、どうなんでしょう。
今回の日本公演、演奏した曲はトータルで全66曲。各日17曲のメニューで、
その数はすごい。思いっきり曲を入れ替えてたという証しですね。
しかも、同じ曲でも、ある時はキーボードを弾きながら、別の日は
ギターを抱えて。さらに、アレンジやテンポ、ソロパートを
微妙に変えていた曲もある、なんて話も聞きました。
まあ要するに、同じコンサートは二度とやらない、二度やる意味がない、
そんなメッセージのように感じられますね。

いろんなブログでこのコンサートの感想が書かれていましたが、
「いままでで一番、良かった」という声が圧倒的に多い。
理由は、それぞれ違うんでしょうけどね。
私も、ほぼ同感。少なくとも、今までのネバーエンディングツアーの
中では一番良かった。良かったというか、好き、という
言葉が当てはまるかもしれません。なんといっても、あの歌い方。
ボーカルがすごく良かった。

私の場合、ロックというジャンルがすごく好きだし、
ロックシンガーとしてのボブディランが大好き。
だからライブアルバムとしては、
めっちゃロックな「偉大なる復活」がフェイバリット。
シャウトしまくりなんで、
力みすぎ、気負いすぎ、なんて意見もありますけどねww
でも、ロックの歌い手としては、この頃が
最盛期だったんじゃないかなと思います。

で、年齢的なものもあると思うんですが、あの独特の
シャウトが聞けなくなった。ネバーエンディングツアーを
やるようになってからは、それが顕著になりました。
過去の来日公演、毎回感動し、満足感もあったんですけど、
唯一、さみしいというか、物足りなかったのが
あのフラットなボーカルです。昔のイメージと
比べると、あまりにも平板なんで、う〜ん、というのが
正直ありました。
その不満を吹き飛ばしてくれた、今回の来日公演。
昔みたいに語尾を伸ばして歌ってくれたぜ、YEAH!。
それはシャウトというより、唸っているって感じだったけどww
復活、ロックシンガーってことで、大満足なのでした。


で、みなさんの感想を、いろんなブログからひろってみました。


 それは歌というよりまるで念仏で、メロディすら切り捨てられて
 丸裸になった歌詞がぼとぼとと口から零れ落ちているようだった。
 そんな彼が突然出す合図を見逃すまいと、バンドは終止
 緊張しているようだった。
 メンバー紹介以外MCも無し。
 サービススマイルさえ無し。
 そんなライブに完膚なきまでにヤラれてしまった。
 忠臣蔵の討ち入りで吉良邸の門を叩いていた大きな木槌で、
 百回くらいボカボカとやられた感じである。
増田俊郎さん/「tosh」戯言です



 80年代の時の初来日ライブを見て大感動したが、
 90年代に観た時は“輪郭”のない歌い方にガッカリ!
 今回は~あまり期待してなかったンだが~結果!大満足だったぁ!
 ヤハリ、声がスゴイ! 地を這うような低音から~次元を越える
 高音に変化するときのスバラシさったら!
 しゃがれ声は年齢と共に、さらに魅力的に
 しゃがれ~トム・ウェイツかと思ったよ!
泉谷しげるさん



 もう、3、4回見てるけど…一番今回がよかった~な…って、
 よく考えたら、いつも、そう思ってるかもしれません。
 それって、すごいことだな~
三宅伸治さん



 ヨガッタ!
 ボブディランよがった!!!!
サンボマスター山口隆さん



 ヒャ~、カッコ良すぎたな~!異常な盛り上がり!
 過去に何度か見た時より現在のボブ・ディランの方が
 断然熱い!激熱!まさに熱狂の渦でした。
ワタナベイビーさん/オフィシャルブログ



 ボブ・ディランの公演。毎日、構成、雰囲気が変わりました。
 で、東京の最終公演は「(ハード&ディープ)ブルース・ナイト、
 そして男と女の狭間のあれこれ!」ってことになりますか。
 それにしてもハードでディープなブルースが相次いだのには
 脳天クラクラ。
小倉エージさん



 僕は東京全公演のチケットを買ったけれど3回しかスケジュールの
 都合で行けなかった。でも本当に幸福な時間を体験する事が出来た。
 ほぼ全日歌われた「ライク・ア・ローリング・ストーン」も
「見張塔からずっと」もまるでその日初めて歌われる新曲のように
 僕たちは聞く事が出来た。
渋谷陽一さん/社長はつらいよ



「観て良かったよ。今までディランは二回観たけど今回は格別に良い。」
ダイアモンド☆ユカイさん/オフィシャルブログ



「FOREVER YOUNG」を聴いて号泣した。
 いつまでも生きていれると思うなよ、と胸ぐらを掴まれて
 凄まれたら、俺も所詮子供。
 ロックンロールは死ぬまでダンスすることだ、と
 サラリと言われちゃ泣くしかない。
 あのステージはすべてのロック・ミュージックに哲学を
 知る人間にとって、絶対的なものだった。
布袋寅泰さん/HOTEIブログ



もうすぐ、こんな本、出るみたいだけど、
どんな内容なのかな?

現代思想2010年5月臨時増刊号 総特集=ボブ・ディラン

現代思想2010年5月臨時増刊号 総特集=ボブ・ディラン

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2010/04/19
  • メディア: ムック





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DEBDYLAN

全公演観たかったです。


by DEBDYLAN (2010-04-09 00:58) 

BRUCE06

そうですね。特にFOREVER YOUNGを
歌った最終公演。アンコール2回の
18曲だったそうですね。
by BRUCE06 (2010-04-09 10:36) 

yukky_z

そういう「狭いキャパ」でライヴをやった
ディランは、ホント偉いと思いますよ^^
ファンには堪らない思い出になりましたね!
by yukky_z (2010-04-09 21:10) 

yukky_z

PS:[1000nice!]、おめでとうございます^^
by yukky_z (2010-04-09 21:12) 

BRUCE06

最初で最後かもしれませんね、
狭いハコでの日本公演は。
迫力ありました。

あっ、1000超えてますね、
ありがとうございます。
by BRUCE06 (2010-04-10 17:53) 

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