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ミックジャガー完全復活 [音楽の話(洋楽)]

清志郎さんの完全復活祭が終わりましたが、
復活という言葉で思い出すライブが、あります。
それは、ミックジャガー初来日、大阪公演です。

当日、会場である大阪城ホールへ行くと、
なぜか救急車が待機している。
なんでだろうと思って席に着くと、
「コンサートチケットの半券をなくさないで下さい」と
繰り返し場内アナウンス。
さすがにお客さんもざわつきはじめたんですが、
「席にお着きください」のアナウンスがあって、
照明が落とされると、ざわめきが大歓声に変わり、
場内は熱気に包まれました。

ところが出てきたのは、ツトム山下。
「実は、ミックが風邪を引き、高熱を出し、
声が出なくなりました。今の今まで、医師の治療で懸命に
努力していたんですが、どうしても無理なようです。
本日のコンサートは中止します」と伝えました。

「その事について、ミックがどうしても
話がしたい。皆さんに直接あやまりたい、
というので、ここに呼びます」。

ガウンを羽織って出て来たミックジャガーは
観客に謝罪。でも、どうしてもコンサートをやりたい、
1週間後、ここで振り替え公演をやるので
見に来て欲しいとメッセージ。
最後にかたことの日本語で「カナラズ、カエッテキマス」。
そんな一言を残して去って行きました。

帰り道、みんな「ほんまかいな?」と疑心暗鬼。パニックになるのを
恐れたんじゃないかな、と思いましたね。まだストーンズ来日は
不可能じゃないか、と言われていた時代。(その後すぐ実現しましたが)
即日ソールドアウトのチケットだし、
中止にすると、暴動がおこる可能性もないとはいえません。
払い戻しにすると大赤字でしょうが、振り替え公演をやるとなると、
会場のレンタル料、機材の維持費、スタッフの滞在費など、すごい
経費がかかります。だから、取りあえず観客を帰して、
後日、やっぱり中止なんてことになるんじゃないかと…。

でも、違いましたね。笑 
1週間後の大阪城ホール。
場内が暗くなると、大型スクリーンに、1週間前の
ミックの謝罪シーンが映し出されました。(なんと、録画してたんですね)
そして、「カナラズ、カエッテキマス」の言葉とともに
ホンキー・トンク・ウーマンのイントロが…。
ウォーという大歓声がおこり、ミックジャガー「完全復活祭」が
スタートしました。その熱気は、すごかった。普通に行われていたら、
あんなには盛り上がらなかったかもしれませんね。

記憶をたどって書いたので、
間違ってる部分もあるかもしれません。


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