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あのえげつないヤジは、どこへ行った。 [音楽(木村充揮)]

木村充揮さんが、少し前に活動していたバンド
cum cum。憂歌団の木村充揮、
サウストゥサウスの正木五朗という顔合わせの実現で、
当時すごく話題になったバンドでした。
何度も見に行きましたが、いつも感じていたのが、お客さんの
反応。木村さんのライブなのに、なぜ、
こんなにおとなしいんだろう、と不思議に思っていました。

憂歌団のライブといえば、ヤジがつきもの。
お約束みたいなものです。「アホ、ボケ、カス」というような
言葉が当たり前のように飛び交う。

お客さん「お〜い、木村、はよ歌わんかい!」
木村さん「わかっとるわ、ごちゃごちゃうるさいな〜」

お客さん「アホ〜なにやっとんねん!」
木村さん「アホいうもんがアホじゃ」

お客さん「木村、おばちゃん歌ってくれや」
木村さん「いやじゃ〜、絶対、歌えへん」

知らない人が見たらびっくりするようで、険悪なムードに
なってるのかな、と感じるようです。でも、
実はそのヤジをメンバーも楽しんでいて、ヤジと怒号、
そして笑いが、熱いライブを生み出していました。

cum cumの時は、こういうノリがまったくなかった。
木村さん自身も「どないしたん?シーンとして」
「なんか、つっこんでくれや」
と笑いながらよく言ってました。
cum cumが誕生したときは、木村さんの
ホームページが生まれた頃。その影響かもしれません。
それは、掲示板に、みなさん「さん付け」で
書き込むからです。私もよく、「木村さん、最高でした」なんて
書き込んでました。「木村さん」なんて書きこんでる人間が、
ライブで「お〜い、木村」なんて叫びにくいですもんね。
そういうことも多少あるような気がするのです。
(ブログにも、こうして「さん付け」で書いてますが。笑)
それに、お客さん自身が年取ったのかな〜。
新しいお客さんがおとなしい人が増えたのかもしれない。

その木村さん、30周年記念ライブは、久々に
そういうノリが戻ってましたね。
ゲストのインタビューが印象的で、特にcharさん、
「うわ〜、めちゃ関西やなあって感じた」というような
ことを言ってましたが、まさに関西のノリ。

えげつないけど、あたたかい「ヤジと怒号、つっこみと笑い」。
そういうライブ、また見たいものです。

木村さんの30周年記念ライブ
すごいメンバーですよね。完全版が発売されないもんでしょうか。
・上田正樹with有山じゅんじ、藤井裕、正木五郎・BEGIN・斉藤和義
・泉谷しげる・大西ユカリと新世界・押尾コータロー・近藤房之助
・Leyona・鮎川誠・甲本ヒロト・BAHO・三宅伸治・永井隆&塩次伸二
・金子マリ・加川良・橘いずみ



30th Anniversary 継続は力~オ・カ・ゲ・サ・マ・デ~

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  • 出版社/メーカー: デジタルサイト
  • メディア: DVD



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