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「いい名」。 [本]

こどもは生まれてきた時、親に大きなプレゼントをしてくれる。
パパになる喜び、ママになる幸せです。
それに対して親も大きなお返しをします。それが名前だと思うのです。
うちの場合は、生まれる前から子供に内臓障害が見つかり、
短命だと告知されていました。だから、少しでも長生きしてくれるように、
短い生涯を多くの人に愛されるように、そんな切なる思いで名前を
考えました。姓名判断の本も何冊も入手しましたし、一ヶ月ぐらい、
毎日のように考えていたという記憶があります。そういうのは特殊な
ケースなのでしょうが、子を思う親の気持ちはみんな同じ。
名前には親のいろんな思いや、大きな愛情が込められているような気がします。
自分の名前を、昔は、正直あまり好きではなかった。でも、
親になってみてそれは変わりました。親も自分と同じように
一生懸命考えて、この名前を贈ってくれたんだな、と思うと
好きになってきました。

名前は新しい命のための最初の贈り物。
そんなコピーが付けられた一冊の本があります。
「いい名」。2004年11月から二年半にわたって
朝日新聞関西版で連載されていた小さなコラムを
集めたものです。

112人の名前の由来、それは224人の親の思い。
子の将来を願い、幸せを祈り、愛情をいっぱいに込めた
あたたかな贈り物。自分の名前を見つめれば、
自分が孤独じゃないことが見えてくる。
いかに大切に思われているかがわかる。

ほんとうに、いい本です。
機会があれば、ぜひお読みください。




いい名

いい名

  • 作者: 紫舟
  • 出版社/メーカー: 子どもの未来社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本



タグ:おすすめ本
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