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予想を裏切ってくれないと、ね。 [映画]

「紀子の食卓」という映画を見て感じたんですが、
この映画がおもしろかったのは、予想を裏切られたから。
小説でも、映画でも、そして音楽も、
すぐれた作品というのは、この「予想を裏切る」というテクニックが
散りばめられているんじゃないかなと思います。
その逆で、その先が、見えてしまうものは、
なんかつまんない。見えたところで関心が薄れてしまいます。
音楽でも、よくあるのが、歌手が歌う前に、
次の歌詞がわかってしまうような曲。素人に先を
読まれてちゃ〜ダメですよね。

広告のコピーでもそれは同じで、どこかで読む人を
裏切らないとダメ。次がわかってしまうような文の流れ、
ありきたりの単語ばっか並べていると、最後まで読んでくれない、
なんて言われています。前に、ある大先輩のコピーを
ブログで紹介しましたが、ちゃんと、それをやられています。

片ヒジをつく。唇をかむ。ちょっとした自分のクセを、
わが子の動作に発見してドキッとする。セッカチなところも
自分にひきうつし。

それは「ひきうつし」という言葉のセレクトですね。
この文の流れでいくと、並のライターだったら、
「そっくり」あるいは「うりふたつ」と書いてしまう。
些細なことですが、これが一流と呼ばれる人の仕事。
こういうのを見るたびに、反省の日々です。笑

そうそう、予想を裏切られておもしろかった
映画の紹介だった。自分としての第一位は
ポール・ニューマン主演の「スティング」。
あと、最近、録画ストックの中から見たのでは、
「シークレットウィンドウ」、
そして「暗闇のかくれんぼ」といったところでしょうか。

教えてgoo「予想を裏切る映画」では、
「パーフェクト・ストーム」
「インファナル・アフェア」
「バタフライエフェクト」などがあげられていますね。



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タグ:洋画
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