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つらくなったら、読んでください。 [本]

自殺は連鎖するといいますが、いままさに、そうなっていますね。
その方法が、家族や近くの住民を巻き添えにしている、
ということで大きく取り上げられているのでしょうが、
一番の問題は、死を選ぶ、そんな心の病にかかる人たちが
増え続けているということかもしれません。
いのちの電話など相談窓口を設置したり、ホームページで
呼びかけたり、社会でもいろんな取り組みが行われていますが、
個人レベルでも考えていかなければならない問題なのかもしれませんね。

今朝の新聞に、死を見つめる人を救おうとメールで相談に
応じている方の話が載っていました。どんなに必死で説得しても
結果として命を絶ってしまう人がいる。とてもつらい。
でも続けていくしかない。そんな内容でした。
その方は「世の中には、生きたくても生きることができない
人がたくさんいる。もっと命というものを大切にしてほしい」
そう訴えていました。
私の娘も一年と八ヶ月でこの世を去りました。
小さなカラダで病魔と戦い、懸命に生きようとする姿を
目の前で見てきました。それだけに、自殺連鎖のニュースは、
つらいというか、とてもとても残念に思います。

死を見つめる人を「言葉」で救おう。そんな思いで
水内喜久雄さんが編集した詩集があります。
「一編の詩があなたを強く抱きしめるときがある」。
この本は、昨年の4月に発売されたのですが、
その後、口コミで評判になり、新聞にも取り上げられました。
その最初に載せられた水内さんの言葉を抜粋します。

お願い 水内喜久雄
ぼくはあなたを知りません
あなたの痛みは
わからないと思います
だからこそ
ぼくの大好きな詩を
届けたいのです
ここにある一編の詩を
読んでください
そして 決して
死なないでください

もし、身近に、悲しみを抱えている人、
つらそうな人がいたら、この本を
そっと差し出してあげてはいかかでしょうか。


一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある

一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHPエディターズ・グループ
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本



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