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桑田と清原の友情。 [スポーツ]

昨日、元メジャーリーグ・パイレーツの桑田真澄氏が
オリックスの練習に参加し、清原選手のバッティング
ピッチャーを努めたそうです。


桑田と清原はPL学園高等学校の同級生で、
それぞれ1年生の時からエース・4番バッターとして活躍。
甲子園にその名を残しました。
良きライバル、良き友として共に高めあってきた二人。
しかし、その関係は、プロ野球ドラフト会議によって引き裂かれます。

当時、ドラフト会議の目玉は、桑田と清原のふたりでした。
しかし、桑田は、プロには行かず、
早稲田大学へ進学することを表明しました。
かたや清原は尊敬する王監督のいる巨人入りを熱望。
巨人も清原指名をちらつかせていました。
当然、各球団は、桑田の指名を断念。
清原の獲得もあきらめた球団もあったことと思います。

そしてドラフト会議。
巨人は桑田を単独で強行指名。清原は他の6球団から
指名され、悔し涙を流すことになります。
真実はどうなのか知りませんが、当時のマスコミの論調では
巨人と桑田の裏取引き説がほとんどでした。

大人の姑息な手段によって引き裂かれたふたりの青年。
その後しばらくは、球場で顔を合わす事があっても、
ほとんどコミュニケーションをとることは
なかったのではないでしょうか。

あれから20年と少し。桑田は現役引退。
清原は、重なるケガを乗り越えながら、今も野球を続けています。
桑田氏は、現役引退後、テレビ番組で
こんなことを言っていました。
「僕は、今でも投球練習を続けています。
今の力をキープして、清原の
バッティングピッチャーを努めてみたいんです」。
それを受けて清原は、
「ありがたいです、ぜひお願いしたい」と
コメントしたそうです。
そんなふたりの思いが、昨日、カタチとなりました。
野球一筋に生きてきた、そしてかって同じ釜のメシを
食ったふたりの男が絆を取り戻した瞬間です。
20年前のわだかまりは、
いまのふたりには、もう消えてしまっているのでしょう。

日刊スポーツ「桑田氏が清原の打撃投手」



タグ:いい話
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