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空白の一日事件。 [スポーツ]

昨日、桑田氏と清原選手の事を書きました。
二人の関係を引き裂くこととなったドラフト会議。
このエピソードで、思い出すのが、
江川卓、小林繁、二人の選手の運命を大きく変えた
1978年、空白の一日事件です。

当時のドラフト会議の超目玉だった江川氏は、巨人入りを熱望。巨人以外なら
進学すると宣言していました。
しかしドラフトでは複数球団が指名、巨人は抽選ではずれ
他球団が交渉権を獲得しました。江川氏はこれを完全拒否、大学へ進学します。

大学卒業後、再び迎えたドラフト会議でも結果は同じ、
江川氏は再び拒否して、アメリカへの野球留学の道を選びました。

そして3度目の正直かと思われたドラフト会議。
なんとその前日に、巨人は江川氏と電撃契約を発表。
野球規約の隙間を ついた「空白の一日事件」がおこりました。
即座にセリーグ事務局は 契約無効を発表。
これに怒った巨人はドラフト会議をボイコットすると発表したのです。
結局、ドラフト会議は巨人抜きで行われ、
阪神が江川氏を指名しました。
もちろん巨人は、このドラフト会議は無効であると主張。
ひとつの騒動になりました。

その後、いろんな話し合いが行われ、
最終的にコミッショナーの「強い要望」により、
江川氏を阪神に形式上で入団させて、
すぐに巨人にトレードするという事で話がまとまりました。
この時、巨人から阪神に強制的にトレードされたのが、
小林繁氏です。 この事件の犠牲となった小林氏は、阪神で大活躍。
「悲劇のヒーロー」と讃えられました。

引退後、野球解説者として顔を合わす事が
あっても、まったく言葉を交わさなかったという二人。
そんな二人を共演させ和解させたのが
黄桜のCM。昨年、話題になりましたよね。

黄桜CM「江川と小林」

CM撮影後、小林氏は「本音でしゃべれて良かった」
江川氏は「お話できる場をいただいたことに感謝しています」
というコメントを残しています。


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