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人生を変えたひと言。 [言葉のこと]

先日、テレビで、「人生を変えたひと言」という内容の番組を
やっていました。その中で特に印象に残ったのが、
中川翔子さんのエピソード。いろんなブログでも
取り上げられていることを見ると、番組の中の印象度としては、
これがダントツなのかもしれません。
10代の頃、なんに関してもネガティブな思考で、
ほとんど引きこもり状態であった中川さん。でも、20歳の頃に
出会った新しい友だちから、こんなひと言を言われたそうです。
「人生は、三万日しかないんだよ」。
このひと言で、一日一日をムダにしてはいけないと気づき、
彼女は積極的に生きるようになったんだそうです。
「人生は一度しかない」は、よくある言葉ですが、
なかなかうまい置き換えですね。

「人生を変えたひと言」、そこまでたいそうな言葉と出会ったことは
正直ありませんが、励まされたり、勇気づけられたり、
いろいろと印象に残った言葉はあります。

「努力というものは、それだけで力だよ」。
これは宮本輝さんの小説「花の降る午後」に出てくる言葉。


「ここぞという時、100点とっていれば、それ以外は60点でいい。
100点をとるべきときは体調を整え、覚悟も十分に望むべき。
90点とればよかろうという態度ではダメだ」。
「心の処方箋」新潮社  河合隼雄さんの言葉だったと思います。
いつも100点を狙っていると、大切な100点狙いのとき
ダメになるという教えでもあります。仕事に取り組む上で、
この考えにはずいぶん救われました。


本当の一流になるまで参考書を見るな。
それを見て力を上げても、それは本当の力じゃない。
記憶は定かではないのですが、プロ野球、元南海ホークスの
門田博光さんの言葉だったと思います。


自由を選べば人間は生きていく上では非常に不自由になる。
そのために耐え忍ばねばならない孤独や心細さにくらべると、
我を折って「掟」の持つ不条理に耐える方が苦痛は少ない。
今は亡きコピーライターの大先輩、中島らもさんの言葉。
フリーになって仕事がなく苦しかった時、
この言葉に救われました。らもさんのような人でも、
つらい日々があったんだなって。


そして娘を亡くしてしばらくたった時、
その一年前に同じ経験をしたあるお母さんから
届いた一通のメール。
だいじょうぶ、いつか必ず元気になれますよ。
私たちが、そうでしたから。

言葉の力は、すごいものだな、と思います。
使い方を間違えると、凶器になるけど、
人を励ましたり、包み込んだり、
人を動かす原動力にもなるんですよね。


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