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遠くの親類より近くの…だと思うのですが。 [思ったこと]

今の世の中、近所づきあいが希薄になっている、と言われていますが、
マンション住まいになると、ますますそうなるんじゃないでしょうか。
私も自宅はマンションですが、どういう人が住んでいるのか、そして、
お隣さんのことも、よく知りません。でも、顔だけはわかっているので、
近所であったり、エレベーターで一緒になったら、できるだけ会釈するように
しています。ご近所さんというのは、ほんとうは大切な間柄。
いざというときに、頼りになることがあるからです。

いまから数年前、まだ娘が生きていて、自宅で療養している時、お隣さんに
ピンチを救ってもらったことがあります。
それは、ある平日の午後、妻が洗濯物を干しにベランダへ出た時に起こりました。
妻は、そのとき、勢いよくドアを閉めてしまい、その反動で鍵がかかり
ベランダに閉じ込められてしまったのです。
家の中には、娘がひとりっきり。娘は心臓に障害があって、モニターで
心拍数とSPO2(酸素飽和度)を図ってる状態。その数値の変動によって、
酸素を与えなければならないし、場合によっては救急車を呼ばなければならない。
長時間ひとりにはできなかったのです。
妻は、あわててベランダから、外の人へと
呼びかけたのですが、誰も気づいてくれない。
そんな時、お隣さんが「どうしました?」と
ベランダ越しに声をかけてくれました。
事情を聞いたお隣さんは、下まで降りていって管理人さんに連絡。
管理人さんから仕事場に電話があって、私が急いでかけつけ鍵を開けました。
あのとき、お隣さんがいなかったら、または知らん顔されていたら、
とんでもないことになっていたかもしれません。

だから、近所づきあいを大切にしましょう、なんて言いたいところですが、
そう簡単なものじゃないですよね。なにかと物騒な世の中だから、
あまり人とはかかわらない、というのもひとつの防衛手段。
そう考える人もいるんじゃないかと思います。
私は、軽く会釈ぐらいするほうが、
お互い気持ちいいのでは?と思うのですが。
そうは思わない人もたくさんいるようで。難しいですね。



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