ザ・バンド、その名の力。 [音楽(ザ・バンド)]
アメリカンロックの最高峰とまで讃えられたバンド、「ザ・バンド」。
海外では、絶大な人気を誇ったバンドでしたが、
日本での人気は、そこまでいきませんでした。
名前が知られはじめたのも、おそらく、アルバム「南十字星」の
頃から。解散コンサート「ラストワルツ」に
よって、知名度が高まりましたが、誰でも知ってるバンド
というレベルにまでは至りませんでした。
ザ・バンドは、ミュージシャンズ・ミュージシャン。
ミュージシャンに尊敬され高い評価を受けたバンドとしても
知られていますが、そのへんは日本でも同じです。
忌野清志郎さんは著書「瀕死の双六問屋」で、アルバム「カフーツ」や
「ムーンドッグマチネー」を紹介していますし、
藤井裕さんもmusicshelfというサイトで「南十字星」の中の1曲を、
お気に入りに選んでいます。そして、竹内まりやさんや
桑田佳祐さんがザ・バンドのファンであることも有名な話。
「ザ・ウェイト」を日本語でカバーした
石田長生さん、そしてリクオさんも間違いなくザ・バンドのファンでしょう。
一般の音楽ファンには、それほど知れわたらなかった「ザ・バンド」ですが、
音楽業界の中でとなると、状況はまったく違うようで、
その名前は、驚くべき力を持っていたようです。
ここからは、私の友人から聞いた体験談です。
その友人は、昔、音楽業界で働いていました。その業界すべでがそうだとは
限りませんが、彼の働いていた環境は、「音楽で一発当ててやろう」という
若者が集まり、しのぎを削っていて、お互いどれくらいの力があるのか
探り合いをするような世界だったそうです。力がありそうな人間は、
年上に対してもため口。友人は、いろんな人間から偉そうに命令されて
うんざりしていたんだそうです。
そんなある日、友人は、いつものように出社しました。
すると、まわりのスタッフの態度が少しヘン。
話し方もいつになくていねいで、
そのうち敬語になっていったんだそうです。
なんで?なんで?と、その理由が友人にはまったくわからなかった
らしいのですが、その晩、みんなで飲みに行ったとき、それが
あきらかになっりました。スタッフのひとりが、
飲み屋でこう話しかけてきたんだとか。
「◯◯さんって、ザ・バンドのファンだったんですね。
今度、そのへんの音楽のこと、いろいろと教えてくださいよ」
いつもと同じように出社した友人、でも、いつもと違うTシャツを
着ていました。それは、「THE BAND JAPAN TOUR」とプリント
されていたTシャツでした。
Tシャツを着ているということはファンの証、しかもコンサートを
見に行ったということは、かなり熱心なファンであることを
物語っています。「この人間は、プロが敬愛するあのTHE BANDの
ファンだったのか!!!」「俺は、聴いたことないのに」とまあ
そんな感じだったようで。
THE BANDという名前は、まさに水戸黄門の
印籠のように、スタッフたちをひざまずかせてしまったようです。
この話を聞いて、当時、私は大笑いしましたが、
THE BANDならありえるかな〜、なんて思いました。
ミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれる人たちの
Tシャツって、なんとなく着ていて気持ちいいよな〜。
たとえば、こういうのとか。笑
海外では、絶大な人気を誇ったバンドでしたが、
日本での人気は、そこまでいきませんでした。
名前が知られはじめたのも、おそらく、アルバム「南十字星」の
頃から。解散コンサート「ラストワルツ」に
よって、知名度が高まりましたが、誰でも知ってるバンド
というレベルにまでは至りませんでした。
ザ・バンドは、ミュージシャンズ・ミュージシャン。
ミュージシャンに尊敬され高い評価を受けたバンドとしても
知られていますが、そのへんは日本でも同じです。
忌野清志郎さんは著書「瀕死の双六問屋」で、アルバム「カフーツ」や
「ムーンドッグマチネー」を紹介していますし、
藤井裕さんもmusicshelfというサイトで「南十字星」の中の1曲を、
お気に入りに選んでいます。そして、竹内まりやさんや
桑田佳祐さんがザ・バンドのファンであることも有名な話。
「ザ・ウェイト」を日本語でカバーした
石田長生さん、そしてリクオさんも間違いなくザ・バンドのファンでしょう。
一般の音楽ファンには、それほど知れわたらなかった「ザ・バンド」ですが、
音楽業界の中でとなると、状況はまったく違うようで、
その名前は、驚くべき力を持っていたようです。
ここからは、私の友人から聞いた体験談です。
その友人は、昔、音楽業界で働いていました。その業界すべでがそうだとは
限りませんが、彼の働いていた環境は、「音楽で一発当ててやろう」という
若者が集まり、しのぎを削っていて、お互いどれくらいの力があるのか
探り合いをするような世界だったそうです。力がありそうな人間は、
年上に対してもため口。友人は、いろんな人間から偉そうに命令されて
うんざりしていたんだそうです。
そんなある日、友人は、いつものように出社しました。
すると、まわりのスタッフの態度が少しヘン。
話し方もいつになくていねいで、
そのうち敬語になっていったんだそうです。
なんで?なんで?と、その理由が友人にはまったくわからなかった
らしいのですが、その晩、みんなで飲みに行ったとき、それが
あきらかになっりました。スタッフのひとりが、
飲み屋でこう話しかけてきたんだとか。
「◯◯さんって、ザ・バンドのファンだったんですね。
今度、そのへんの音楽のこと、いろいろと教えてくださいよ」
いつもと同じように出社した友人、でも、いつもと違うTシャツを
着ていました。それは、「THE BAND JAPAN TOUR」とプリント
されていたTシャツでした。
Tシャツを着ているということはファンの証、しかもコンサートを
見に行ったということは、かなり熱心なファンであることを
物語っています。「この人間は、プロが敬愛するあのTHE BANDの
ファンだったのか!!!」「俺は、聴いたことないのに」とまあ
そんな感じだったようで。
THE BANDという名前は、まさに水戸黄門の
印籠のように、スタッフたちをひざまずかせてしまったようです。
この話を聞いて、当時、私は大笑いしましたが、
THE BANDならありえるかな〜、なんて思いました。
ミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれる人たちの
Tシャツって、なんとなく着ていて気持ちいいよな〜。
たとえば、こういうのとか。笑
そういうことがあると、THE BANDがアルバムを出していた時代に、リアル・タイムで聞いていたことが、何か少し誇りのように思えます。今から思うと、あのようなバンドは、不世出の奇跡のバンドだったように思います。
ところで、同じように当時、大好きだったジャクソン・ブラウン、あまり知っている人はいませんでした。
今年の夏、この片田舎で、彼のファースト・アルバムの顔写真が背中に書かれたTシャツを着ている若者をみかけ、つい声をかけたくなりましたが、勇気がありませんでした。(^^;
by takaboh (2008-12-17 08:41)
根付いている音楽の違いなんでしょうか、
THE BANDのようなバンドは、日本では
それほど人気が出ませんね。
リトルフィートなんかも、いいバンドだと思いますが。
レコード会社の売り方にも
問題あるのかもしれませんね。
by BRUCE06 (2008-12-17 10:30)
同感です。
by takaboh (2008-12-17 19:26)
音楽に関しては、まだまだですね、日本は。笑
by BRUCE06 (2008-12-17 21:56)