父が残してくれた本(その8)池波正太郎「幕末新撰組」。 [本]
亡き父の書斎に入ると、池波正太郎さんの小説がたくさん出てきた。
テレビの時代劇が大好きだったから、読んでるんだろうな、
とは思っていたけど、やっぱりねえw
池波正太郎さんの名前はもちろん知っていたが、読んだことはない。
いい機会だからと、手にした小説が「幕末新撰組」。
幕末、特に新撰組の話は、小説や大河ドラマなんかで
知っていたので、正直、ストーリーを追う楽しみはなかったのだが、
でも、おもしろい小説だった。
新撰組といえば、ふつう、主人公は、
近藤や沖田、あるいは土方なのだが、この小説では永倉新八だ。
大筋は同じでも、主役が変われば、
視点が変わるわけで、外伝を聞いてるようなおもしろさがあった。
解説にも書かれていたが、読者をハッとさせるような
セリフが随所に散りばめられている。
「池波節」というのだそうだ。
「人を斬れというのではない。
人を斬れるだけの力をそなえてこその剣術です。
人を斬る、人に勝つことは、
おのれを斬り、おのれに勝つことだ」
父も、その「池波節」のファンだったんだろうか。
テレビの時代劇が大好きだったから、読んでるんだろうな、
とは思っていたけど、やっぱりねえw
池波正太郎さんの名前はもちろん知っていたが、読んだことはない。
いい機会だからと、手にした小説が「幕末新撰組」。
幕末、特に新撰組の話は、小説や大河ドラマなんかで
知っていたので、正直、ストーリーを追う楽しみはなかったのだが、
でも、おもしろい小説だった。
新撰組といえば、ふつう、主人公は、
近藤や沖田、あるいは土方なのだが、この小説では永倉新八だ。
大筋は同じでも、主役が変われば、
視点が変わるわけで、外伝を聞いてるようなおもしろさがあった。
解説にも書かれていたが、読者をハッとさせるような
セリフが随所に散りばめられている。
「池波節」というのだそうだ。
「人を斬れというのではない。
人を斬れるだけの力をそなえてこその剣術です。
人を斬る、人に勝つことは、
おのれを斬り、おのれに勝つことだ」
父も、その「池波節」のファンだったんだろうか。
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