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I shall be released [音楽(ボブ・ディラン)]

ボブ・ディランの代表曲のひとつが「アイ・シャル・ビー・リリースト」。
いまや音楽イベントの定番中の定番。最後に全員でこの曲を歌う、
そういうイベントが数多く見られます。
この曲もいろんなミュージシャンがカバーしていますが、
最も有名なのがTHE BAND。リチャードマニュエルの、あの熱唱、
心の叫びのようなパフォーマンスがなければ、ここまで
有名な曲にならなかったかもしれませんね。
THE BANDの解散コンサート「ラスト・ワルツ」でも
最後の曲がこれでした。
ちなみに、天王寺野音での最後の「春一番」の
フィナーレを飾ったのもこの曲です。

大塚まさじさんが、「男らしいってわかるかい」という
タイトルをつけて見事にカバーしていることを
前に書きましたが、他にもいろんな人がこの曲を
歌っています。岡林信康、友部正人、いとうたかお、RCサクセション。
最近では、一青窈さんも、この曲を
セットリストに加えているようです。

「アイ・シャル・ビー・リリースト」。
ボブ・ディランの歌詞の中では、どちらかというと、
まだわかりやすい部類に入るのではないでしょうか。
Any day now, any day now, I shall be released. そのときに僕らはきっと自由になれるさ

ある広告人の告白:I SHALL BE RELEASED lyric by Bob Dylan


自由をテーマにしたこの曲、
RCのバージョンは、アルバム「コブラの悩み」に収録されています。
清志郎さんの歌詞も、大塚さんと同じように、「超訳」に近い。
発売禁止にした某レコード会社への怒り、憤りをカタチに
したもので、元の歌詞とはかなり違うものになっています。
でも、言葉選びがうまいんですよね。

I see my light come shining
From the west unto the east

陽はまた昇るだろ
東の島にも

陽の光の表現であると思われるフレーズを、
「東の島」と、日本に置き換えている。
このへんが、洒落っ気というか
清志郎さんらしさなんでしょうね。




「アイ・シャル・ビー・リリースト」 忌野清志郎作詞

頭のいかれたやつらが
世の中を動かして
この俺の見る夢を
チカラでおさえつける

陽はまた昇るだろう
東の島にも
いつの日にか
いつの日にか
自由に歌えるさ

陽はまた昇るだろう
このさびれた国にも この貧しい国にも
いつの日にか
いつの日にか
自由を歌えるさ


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My Back Pages [音楽(ボブ・ディラン)]

ボブ・ディランの曲の中で、タイトルがかっこいいよな、
と感じる曲、そのひとつが「My Back Pages」です。
誰でも、ふと過去を振り返ることがある。
そして、そういう事をテーマにした歌もよくつくられる。
「My Back Pages」、そんなタイトル
なかなか出てこないですよね。

Ah, but I was so much older then
I'm younger than that now.

あの頃、私は、とても年を取っていた
今の私は、あの頃より若い

歌詞も、いいですね。とても深い。
「今の私は、あの頃より、ずっとずっと若い!」
年を重ねていく日々、ふと昔を振り返った時に、
勇気づけられるフレーズではないでしょうか。

ボブ・ディランの曲は日本人のミュージシャンも、
よくカバーしていますが、この曲は、
リクオさんが昔よくライブで歌っていました。
真心ブラザースが歌ったことで
有名になりましたね。

ディランといえば、なんといっても歌詞。
その言葉の世界は、とても難解で、
翻訳、解釈して日本語の歌詞にするのが大変だと思います。
時には、日本語訳とは違う
まったく独自の解釈でカバーされることもあります。
たとえば、「アイシャルビー・リリースト」。
大塚まさじさんは、「男らしいってわかるかい」という
曲に仕上げました。大塚さんのライブの定番でもあるこの曲。
男にはぐっとくる歌詞です。
(参考)ある広告人の告白:男らしいってわかるかい


話は変わりますが、吉田拓郎さんの「イメージの詩」、
ボブ・ディランの「廃墟の街」に似てるなとずっと思って
いたんですが、拓郎さん自らが告白していたんですね、そのこと。
アレンジなんて、そのまんまですから。笑
(参考)MyBackPages: ボブと70年フォーク




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欲望/DESIRE [音楽(ボブ・ディラン)]

ボブ・ディランについて書かれているHPやブログは
山ほどあります。様々なSNSにもコミュニティが
作られていて、そこで必ず書き込まれるのが、
「ボブ・ディランのことよく知らないのですが、
どのアルバムから聞けばいいですか?」という質問。

ボブディラン入門、それならベストアルバムがいいんじゃないか、
と多くの方が答えています。あるいは、「ブロンド・オン・ブロンド」
「追憶のハイウェイ61」。

私が答えるなら、そのアルバムは、「欲望・DESIRE」です。
このアルバムは、個人的にはディランのベスト1、
ロック史上に残る大傑作だと思っています。
ディランの音楽で衝撃を受けたのは、今までに2回、
最初がライク・ア・ローリングストーン、次がこのアルバムの
一曲目のハリケーンです。

「ハリケーン」という曲は、ギターのイントロではじまるのですが、
そのイントロが、何かを予感させる不思議なムードが漂っている。
「この曲、すごいんじゃないの」という感じで、どんどん
曲に引き込まれていく。いままでのディランとは何かが違う、
そう感じさせてくれる一曲です。

「ハリケーン」ではじまり、彼の妻サラに捧げた曲「サラ」で終わる
アルバム「欲望」。他のアルバムとはかなり印象が違います。
エミール・ハリスのボーカルと、スカーレット・リベラの
ヴァイオリン、そのふたつが、サウンドに大きな影響を与えていて、
曲調はかなりメロディアス。全体的にエキゾチックなムードが
漂っています。

ボブ・ディランの「欲望」。

ボブ・ディラン入門、聞かず嫌いという人、そして、
ディランを嫌いだという人、興味がないという人にも、
あえて、おすすめしたい一枚です。






欲望       (紙ジャケット仕様)

欲望 (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/09/23
  • メディア: CD




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ボブ・ディラン、その音楽との出会い。 [音楽(ボブ・ディラン)]

ひとりのミュージシャンのファンになる。たいていの場合、
何気なく曲を耳にして、「ええやん、この曲」てな軽い感じで
覚えていて、あとからレコードを聴いてみて好きになる。
そういうパターンなんですが、
ボブ・ディランの場合は違いました。
その音楽との出会いは、自分にとって衝撃でした。

それはまだ私が高校生の時、
ラジオをぼんやりと聴いていると、なにやら
心地のいいロックのイントロが流れてくる。ええ感じの曲やな、
と思って耳を傾けていると、個性的な声の
男性シンガーが歌い始めました。

♪Once upon a time you dressed so fine〜

なんなんだ、これは!
それは、まさに驚きというより衝撃。
歌っているというより、早口で、しゃべってる、叫んでる
ようにも聞こえる。
ゆったりと流れるようなオルガンの音と、
それにからみつくようなアグレッシブなボーカル。
そのミスマッチ感が、ものすごくかっこいい。
いままで聞いたことのない音楽の世界がそこに
あったのです。
曲が終わった後、曲名アーティスト名を
聞き逃してはいけないと、ラジオに耳を近づけると、
「お届けした曲は、ボブ・ディラン/
ライク・ア・ローリング・ストーン」と、DJさん。
この瞬間です、ボブ・ディランのファンになったのは。

それまでボブ・ディランの名前は知っていた。
でも聞いたことはなかった。その出会いがあまりにも
衝撃的だったんで、
このときのこと、かなり細かい部分まで覚えてるんですよね。
季節は冬、自分の部屋で午後4時頃、NHKFM、
ラジオの機種まで記憶に残っています。


「ライク・ア・ローリング・ストーン」
ロック史上、不朽の名作。
2004年、ロック生誕50周年を記念して
アメリカの「ローリングストーン誌」がロック名曲500を
選出しましたが、その堂々1位を飾った曲でもあります。


追憶のハイウェイ61(紙ジャケット仕様)

追憶のハイウェイ61(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/08/18
  • メディア: CD




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